公文書のコンマ「,」なぜ? 半世紀以上、見直し検討
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こんなルールがあったなんて、知りませんでした。
六法が「片仮名・文語体」から「平仮名・口語体」に完全に置き換わって施行されたのは今年のこと。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00219.html
一度決めたルールを、その時代にあわせて見直していくことは、国家レベルになると大変なことなのでしょうね。これは公文書だけでなく、弁護士さんや理科学書なんかも一昔前までは大抵「、」ではなく、「.」でした。
そもそも何故「、」ではなく「,」なのかは、昔ワープロがない時代に、和文タイプライターというのを使っていたからのようです。
初期の和文タイプライターは縦書きにしか対応しておらず、横書きにすると「、」だと位置がずれてしまうため、仕方なく横書きの時に「,」で代用したのが、そのまま慣習となり、遂には公文書の作成方法として定められてしまったのだとか。
お役所の世界には色々不思議なことがありますね十数年前に、『なんで「, 」を使ってるんですか?』って聞いて、ドン引きされたことを覚えています。1952年の通知を持ち出す人はいても、その理由を答えられた市職員はいませんでしたが。
今回、見直しの俎上に載せた人がすごいと思います。権限ある人による「言い出しっぺ」って大事ですね。