幼保無償化の波紋…「私、保育士辞めます」
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注目のコメント
保育士の不足解消、待遇向上という提供政策が最優先課題だったのに、無償化という利用政策を先に打ったミスです。
政策の優先順位やシミュレーションの検討が不足した事例と考えます。政治に政策が引っ張られましたな。自分で検証できてないですが、フローレンスの駒崎さんの見解をお借りして、そもそもが今回の無償化が幼稚園業界のロビイングがきっかけだとするならば、便乗値上げもストーリーにあったんだなというように読めるし、保育業界の制度設計まで落とし込めないまま走ったんだな、というのもふに落ちます。それが無償化で輪をかけて現場が疲弊している。
https://www.komazaki.net/activity/2017/11/post6691/
あと、記事の半ば辺りに出てくるひどい保育士の話は、保育士個人の問題に帰着させてはダメで、そんな人ばかりが残ってしまう今の制度の問題として捉える必要があります。
つまり子どもの成長を純粋に思う人ほど辞めていき、子どものことより自分の居心地がいい人が残っていく。ちょっと観点が違いますが、優秀な人ほど見切りをつけて辞めていく、真面目な人ほど疲弊して辞めていく、企業とも似たところはあると思います。
どうしても目の前の子どもが、言葉悪いけど人質のようにとられていると考えてしまって、だから自分が擦り切れるまで頑張るけど、それって全く持続可能ではなくて。
保育士自身が全国的に呼びかけてボイコットするぐらいのことをやらないと変わらない、といってもその発想があっても実現させることをこれまでやってきていない人が大半なので、それを誰かが担ってあげないとなんだと思います。
「保育園落ちた日本死ね!」の良し悪しは議論があるとしても、実際結果として変わったことはあって、それぐらいのインパクトを保育士自身が出さないと。で繰り返しになるけど、それを誰かがコーディネートしてあげないとなんだと思います。
それを担わない批評家な自分を棚に上げてます…
でも、自分自身も近接領域で子どもたちの笑顔を守るために何ができるかを考え、足掻き続けてはいます。“保育料がどの程度無償化されるのかは、施設によって違いがありますが、優さんが働く認可保育所では3歳から5歳までの子どもの保育料が無料となりました。すると、延長保育を利用して子どもを夜遅くまで預ける保護者が倍増したのです。”
→現場にしわ寄せが。。。