【安田洋祐】どんどん役立つようになる、経済学の話をしよう
NewsPicks編集部
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本年度のノーベル経済学賞および、最近の経済学研究の潮流についてお話しさせて頂きました。関連するインタビュー記事として、以下の二つもご参照頂ければ幸いです^^
「社会実験で政策評価、活用増す」(朝日新聞「論×論×論」、11月5日)
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14244462.html
「経済学は変わった 理論偏重を超えて現実に生かされる学問へ」(猪木武徳氏、大竹文雄氏との座談会。『APIR Now』創刊5周年記念号)
https://www.apir.or.jp/wp/wp-content/uploads/21_web-2.pdfかつての開発経済学は、「南北問題」の解消など先進国批判のイデオロギーが前面にでがちで、富めるものは貧困を救済すべきだと、援助を強いるような「胡散臭い」ものだった。
RCT(Randomized Controled Trial)の枠組みにより、よりミクロの課題に集中して、エビデンスベースで政策を組み立てて効果検証を行うことができるようになった、とすれば、その功績は確かに評価に値すると思う。
社会経済のデジタライゼーションが進み、人々の活動のログが集積され、ビッグデータとして解析可能になる世界の到来は、もうすぐ。経済学がますます科学に近づいていく期待があります。マクロ経済学を中心に経済学は現実離れしたイメージです。
しかし、大阪大学の安田准教授は経済学は進歩しており、今年のノーベル経済学賞に象徴されるような社会に役立つ研究は増えつつあると語っています。
安田氏に、今回のノーベル経済学賞の意味合いや経済学の変化について話を聞きました。