フィンテックで「誰でも証券会社」 ベンチャーがプラットフォーム
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注目のコメント
当事者コメントをします。
FinTechと呼ばれるデジタル金融が、社会のあり方を変える、
というお話をいろいろなところでしています。
それをかいつまんで言うと、縦割りの規制に縛られた金融機関
が利用者を「従わせてきた」金融から、利用者(消費者)の目線で
サービスを提供する新しいプレーヤー中心の金融への大転換が起こる
と言うことです。
新しいプレーヤーとは、アマゾンでありアップルであり、利用者の
視点で巨大なビジネスを構築してきたGAFAなどのデジタルプラットフォーマー
たちであり、彼らは、銀行よりも幅広くしかも強く、継続的に消費者と結びついていると言う強みがあります。
最近の、機能別・横断的な金融規制の枠組みは、そうした新たなプレーヤーの
金融進出を後押しするものです。
しかしながら、GAFAに止まらず、コンビニなどの生活に密着した小売や、エアライン、クレジットカード、家計簿アプリ運営会社、ポイントカード発行会社、賃貸住宅運営会社、その他サブスクリプション型のビジネスを展開する事業者などなど、個人と深く継続的な関係を持つビジネスプレーヤーも、その波に乗ってユニークな金融サービスを提供できる潜在性を有しているはずです。
ただし、それらの会社が証券会社の免許を持って事業を立ち上げるのは、ハードルが大きい。かといって、中途半端な準備で金融の対顧客ビジネスを始めるのは、〇〇Payが招いたいくつかの不祥事以上の問題を起こすリスクがあり、社会としてそれを受け入れることはないと思います。
そうした課題に対する、回答のひとつがここで紹介されている、我々がBaaS (Brokerage as a Service)と呼んでいるサービスで、AWSが提供するクラウドコンピューティングサービスのような、証券ビジネスシステムを非金融事業者に提供するものです。
非金融の金融進出という社会的ニーズを支える新たな社会インフラということができるかもしれません。金融の新たな黒子として、この動きを加速して行きたいと考えています。将来は、「インテル入ってる」に近い存在になると思います。ご期待ください。