週刊アフリカビジネスヘッドラインニュース371号(2019年11月11日号)
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週刊アフリカビジネス。今週は住友商事のニュースを2つ取り上げています。ひとつはモロッコにおける工業団地の販売代理契約。モロッコのタンジェという、スペインへフェリーで15分の地域では、自動車専用工業団地を初め5つの工業団地と2つの巨大コンテナ港があり、仏ルノーが組立工場を設置しています。ルノーや他の自動車メーカーへの納入のため、日本の部品メーカーや自動車関連会社も10社単位で進出しています。住友商事がその5つの工業団地で販売代理を行うというのがニュースです。将来的には工業団地開発も視野に入れるとのこと、実行されれればアフリカにおける日本企業の工業団地開発第一号となります。
また、住友商事はアフリカでミニグリッド事業を行うPowerGenにシェルとともに出資をしました。このニュースも取り上げています。
オフグリッド関連で、タンザニアで電力サービスを行う日本のスタートアップ、ワッシャが、ダイキン工業やヤマハ発動機からシリーズBで10.1億円を調達したニュースも取り上げています。アフリカで事業を行う日本初のスタートアップの調達としてはこれまでで最大金額かと思います。ランタン→SHS→(地域によって)ミニグリッドとマーケットは拡大していくので、最初に電気を届ける日本発のワッシャ、応援してます!!
ミニグリッドはPowerhive, PowerGen, Rafikipowerの他、Buffalo, ArcPower, OnePowerなど少しずつプレイヤーが増えてきましたが、商業運転としてはまだまだこれからの先が多いですね。SHSは西アフリカでも既に盛り上がりを見せ、日本の資本は入っていないですが西アフリカで展開中のPEGなんかはとても勢いがある印象です。