スノーピークが長野県白馬に観光施設を開業へ、隈研吾氏設計の体験型複合施設、グリーンシーズン誘客で山岳リゾート化への核に
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スノーリゾートとして世界でも名が売れてきた白馬。冬の誘客数はインバウンドを中心に成長中です。一方で、こうしたスノーリゾートの課題は、「夏」。スノーシーズンは12月下旬から3月末までが需要のピークとなるのですが、雪解けとともに、お客さんもいなくなってしまいます。
さすがに、年間の売り上げを冬の3ヶ月だけで稼ぐのはキツイ。そのため、夏をグリーンシーズンと呼ぶのですが、夏にしっかり集客ができるようになり、通年で売り上げが安定することが重要です。
通年で売り上げが上がるようにしないと、正規雇用社員を数多く雇えずに、秋にアルバイトを採用して、冬だけしのぐ、という体制になりがちです。長期雇用されている社員を増やさないと、中長期的な戦略を考える人がいなくなってしまいます。
もちろん今も、白馬は夏シーズンも営業していますが、売り上げは、冬10:夏1みたいなバランスになってしまう。それは、夏は近い場所の日本人による高山植物や高原リゾート需要で、夏休みの時期だけに集中してしまいますし、日本人で夏に山にくるかたは中高年が多く、冬よりも、消費単価が低いなどの特徴もあります。
夏もインバウンドを呼べる、外国から旅行者をよべる滞在型山岳リゾートの拠点をつくり、通年でマウンテンリゾートになることを目指すのが、同じく冬は世界から大人気であるニセコも同じ目標です。