課題山積みのロボットSI、業界一丸で難局超える
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食品機械などローコストで工夫に満ちた、しかも単品機械を日本の中小企業は、実に得意にしています。さまざまな要求にきめ細かく対応できる技術力は、豊富な経験を積む中小企業ならです。
しかし血の滲むような工夫をしても、顧客の業界も中小企業なので、ロボットシステムSIのノウハウが、小さな個別の世界に留まっています。
一方海外では、ロボットシステムSIが、エンジニアリングを行う大手、例えばABBなどで、顧客と対等のビジネスを展開しているようです。
ロボットノウハウをタダと思ってしまう日本の文化は、技術が俗人的になりやすく、広範な分野の経験が必要な技術者を育てることを難しくします。
高齢化、人手不足が進めば、中小企業の貴重なノウハウも先細りになってしまいます。
技術立国日本を支えたのは、中小企業です。SIer業界の設立は望ましいことだと思います。
一方で、海外のロボットメーカーのように、ソフトウェアで課題解決をしていくという姿勢も重要になると考えます。従来のように一品一様の解決から、汎用的なロボットシステムにしていく努力も必要で、顧客側がそれに合わせる、ということです。ロボットシステム導入後は、ソフトウエアのアップデートで、新商品の量産ができるような、業界全体としての取り組みも必要でしょう。
日本の中小企業のロボット市場は、小さいですが、そこで培われたノウハウは世界の大企業に決して劣らないと思います。
SIer協会が世界に向けて発信することに期待しています。産業ロボットは、自動化・省人化によって人手不足をソリューションとすることが多いのですが、
食品関係では、人が入らないことでのクリーン化による消費期限が延びる、というベネフィットがあることは勉強になりました。
今後人手不足は加速していくので、製造業では必須の知識でしょう。