「セブン1000店舗閉鎖・移転」の真の意味 “加盟店の一揆”は何をもたらすか
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注目のコメント
各チェーンのここ10年くらいの既存店投資額と新店投資額の比較を見ると面白いですよ。
セブンにとっては、既存店投資と新店投資の割合はちょい前くらいから、4対6 位だったので、その割合を既存店にさらに傾けた形。
ファミマは看板変更でここ数年、既存店投資に傾斜がかかっていましたが、この時制なので、既存店強化をずっと行わないといけない。合併当初からだいぶ店舗数も減り、ここからまた店舗を増やしていく事を想定していたはず。合併当初の想定よりも本部収益が多分増えない。
ローソンは、そもそも新店投資への傾斜が強かったはずですが、ここにきての既存店強化の時世は、タイミングとしては良いような気がします。
なんだかんだで、セブンはビジネスモデルの崩壊だと叩かれますけど、一番盤石なのは言うまでもなくセブン。ある程度の方向転換はあると思いますが、1千店舗中600〜700店舗移転することについては、セブンの「2021年度までに約1万店の店舗を新レイアウト店にする」という計画(参照①と②)が背景にあると考えています。
何故なら既存店が新レイアウト店としてリニューアルオープンする際は「移転」の形をとることが往々にしてあるわけで、その分の数字がここに盛り込まれている可能性があるからです。
※店舗の形や入口の位置が変わるだけでも「移転」と見なされたりします。
また本当に「良い立地へ店舗移転する」というなら、そのために新たな土地を見つけなければなりませんよね?
果たして今の段階でそれだけの数(600〜700)見つかっているんですかね?良い土地が。
…という話です。
よってこの事象がどのような意味を持つのかは実際の「閉店数」を見て判断すべきでしょう。
「1千店舗移転又は閉店」と聞くと、コンビニ戦略についての記事を書きたくなる気持ちはわかりますがね。
参照
①
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/toyokeizai.net/articles/amp/234121%3Fusqp%3Dmq331AQOKAGYAZz1_pOZsIqdngE%253D
②
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.ryutsuu.biz/store/l041144.html/amp%3Fusqp%3Dmq331AQNKAGYAeuu6L_EzMLedw%253D%253D短期的にも売上だけでなく人の確保ができない立地も考慮すると考える。
逆に人が確保できる立地には滞留する動態もあるはず、そこに小売店の存在がある。
一方でコンビニが日本においてインフラ化してる現状、ライフラインとしての機能:存在価値を向上させてほしい。
空いててよかったから、なくてはならない存在に移転するタイミング。
高齢化、災害、医師不足、等々あげればきりがない要素がたくさんある。
まちづくりの要にコンビニというインフラが必要だという認識に変革するタイミング。