赤字のソフトバンクが宿す「WeWork」3つの懸念
東洋経済オンライン
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昨日のソフトバンクグループの決算発表を受けて東洋経済オンラインに緊急執筆いたしました。ネガティブニュースが起きた際に上場企業の経営者が株式市場にどのようなエクイティーストーリーを提示すべきかの教科書的な内容が満載だった昨日のソフトバンクグループ孫正義社長の決算説明会での説明と質疑応答。
質疑応答では、厳しい質問をすることで有名な各種メディアの凄腕記者達からの質問にも自ら率先して質問を受け付け、一環して真摯で謙虚な態度で臨んだ孫社長の対応は、起きているネガティブなニュースのインパクトを和らげるのに十分な効果があったように見えました。
説明がシンプルで明快なことも孫社長の真骨頂ですが、今回もイントロ部分の直後に、「問題は『大幅減益』と『WeWork問題』」であると自ら定義し、決算説明を展開しました。
もっとも、本当に今回の問題の所在や本質は孫社長がシンプルで明快に定義したようなものであるのか? ソフトバンクグループに何が起きており、それをどのように評価すべきであるのか?
本稿では、そのような視点から、孫社長の決算説明会における「問題設定」を検証いたしました。
お時間許す際にお読みいただければ幸いです。too big to manage
ビッグビジョンとともに誤差ではなくきめ細かいマネージメントを行っていくこと。
シンプルで明快なストーリーとともに違う視点からの懸念にも真摯に対応していくこと。
今や日本を代表する経営者となった孫社長には、「誤差と言わない経営」を期待しています。