アップルが警鐘「スマホに抜かれる個人情報」
コメント
注目のコメント
アップルは完全に位置情報常時取得系アプリを潰しにきてますよね。
正直、位置情報ゲームのヘビーユーザーとしては、何度も出てくるiPhoneの通知にイライラさせられっぱなしですが。
普通のユーザーがあんだけ何度も警告出されたら、心配になって位置情報の常時利用を停止するのは容易に想像できます。
私ですら面倒になっていくつか落としましたし。
でも確かに松村さんが書いてるように、通知のイライラよりも、「アップルは個人情報を守る」というポジションを取る方が、アップルのブランディングや他社との差別化に有効そうなのは間違いないですね。
ブラウザのCookie等の利用に関してもSafariの仕様変更が結構なインパクトを業界に与えると議論になってましたが、ユーザーとしてはChromeの方がログインを保持してくれてて楽な気もしつつ、広告に対して厳しい姿勢のSafariの方が世論は味方につけられそうな印象もあります。
結局セキュリティと利便性はある程度バーター関係にあると思うんですが、日本はセキュリティ100%守りたいみたいな人が多い印象があるので、アップルのポジション取りは長い目で見ると効果的な印象。
もちろん、これは世論次第ではありますが、気をつけておきたいポイントです。今までは「アプリを使用中に許可」を無造作に選んでいて、案外気にしていなかったが、
アップルの取り組みは完全ではないものの、少なくとも「ユーザーのプライバシーと尊厳を保護する」という意思があり、好感が持てる。
自分の個人情報がどれだけアプリで抜かれてビジネスの価値になっているかは知るべきだし、自分の情報を責任を持って守る事は重要。
企業がビジネスに位置情報やネットの閲覧記録を無断活用するのはまだ可愛い方かもしれない。
日本では実感が無いかもしれないが、世界には市民の行動を全て監視したがる国家機関も存在する。
そういった機関が、顔認証、位置情報、ネット情報の閲覧記録に加えて、健康、睡眠、移動など様々なデータを入手すれば、
あなたの日常は丸裸になり、知らないところで蓄積され監視に使われる。Appleがプライバシーに関するページを更新し、アニメーションを交えてその取り組みを説明しています。この分野については多くの企業に真似して欲しいと語っていますが、話題の中心にすることで現在潜在的な競争優位性を顕在化させようとしています。
スマホ向けでチップのレベルからプライバシーに取り組み始めたのはGoogleぐらいで、そのGoogleもウェブ広告を主たるビジネスにしている手前、強く出られない事情があります。
その一方で中国ユーザー向けのサーバを中国国内に移管したり、香港の市民の安全を担保してきたアプリを削除するなど、中国ユーザー向けのプライバシーや安全保障については極めて歯切れが悪かった点も指摘せざるを得ません。