米国年4000人、日本ゼロ。データサイエンス修士の落差、日本はどう埋める
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注目のコメント
なぜデータサイエンスが重要か、わかりやすいインタビュー。数学の教育水準は高いけど統計が弱い。プログラミングもこれから。2重の遅れってことですね。滋賀大の挑戦に期待します。学部ですが、iUもやります。
>年間4000人の統計学の修士が生まれている米国
データサイエンス修士の数じゃないやん。
統計学部が日本の大学に存在しない理由を一言で説明するのは難しいですが、帝国大学を頂点とする日本の学術システムが構築されたあとに統計学が本格的に導入されたために、位置づけ論争を永遠にやってきたことと、国勢調査や軍事研究との関係が深かったために政治性を帯びすぎてしまったからかなと思っています。
「統計学」と言うと、普通は主に頻度主義統計学のことを意味しますが、未来予測が重視される現代的な文脈では、より不確実な対象を扱うベイズ主義統計学が重要。しかし、これをちゃんと教えられるカリキュラムや良質な教科書は極めて少ないのが現状ですね。
>データサイエンティストというのは、なにを学んだ人、ということになんるんですか。
>そこそこ統計の理論も勉強して、プログラミングもできる人たちです。
まじか。軽いな。明日から誰でもなれそう。
ちゃんとデータをサイエンスしている人たちがいて、今その分野が最もホットなのに、儲けを出せる人のことをそう呼んでしまう現代の傾向は非常に悲しいです。うーん、データサイエンスって今ある種のバブルだと思うので今から頑張ってデータサイエンス修士みたいなそこそこデータサイエンスできますよ人材を時間かけていっぱい作りますっていうのはすごく遅すぎる気がするけどどうなのかな。
今後は誰でも触れるデータ分析ツールみたいなのが一定汎用化されて、そこで補えないような深さや複雑さを扱うことのできるごく少数のスーパーデータサイエンティストと、ビジネス作れるデータサイエンティストみたいな越境人材だけが残るんじゃないかと思ってます。