3回目の米利下げ、休止示唆を条件に賛成=ダラス連銀総裁
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失業率が未だ3.6%の低水準に止まり就業者数の伸びも相応に強い完全雇用状態のもとで米経済成長率について「下半期は1.7─1.8%成長」になるとみているなら、米国は完全雇用状態で潜在成長率並みの成長を遂げているということですね、たぶん。そうであるなら、金融政策や財政政策で過度に景気に介入するのは、景気の振幅を大きくして中長期的にはマイナスの影響を経済に与えるというのが常識的な感覚であるように思います。政府と市場の期待に応える必要から今回の利下げにやむを得ず賛成するにしても、期待を抑えるために「休止示唆を条件に」するのは頷けます。
とはいえ、支持獲得のため潜在成長率以上の成長を金融緩和と財政支出の拡大で作り出す風潮が世界に広がり、中でも強烈な利下げ圧力を中央銀行にかける大統領がいるアメリカで、FRBがどれだけ抵抗を続けることができるのか。景気の振幅が次第に大きくなりそうでなんとはなしに不安です。 (・。・;)声明文を巡るやりとり、意図についての後講釈として面白いコメントですね。
>>>引用
ライス大学で開かれたエネルギー関連のイベントに参加したカプラン総裁は「金融政策を当面維持し、『適切に』という文言を削除するという明確な表明を伴う条件で今回の措置に賛成した」と記者団に述べた。