Google、Fitbitを約21億ドルで買収
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ヘルスケアという視点では、fitbitはヘルスケアデータを回収できるポテンシャルはあるものの、それを蓄積し、解析し、活用する力がありませんでした。一方のGoogleは、データを解析し、AIに乗っけることまでできるものの、データを回収する力に弱点がありました。
この二社が結びつくことで、双方の弱点が補われ、ヘルスケアデータのインプットからアウトプットまでが繋がったとも捉えられます。
Apple Watchの強力なライバルとなり、競争が活発となることで、スマートウォッチによるヘルスケア革命が起こるポテンシャルを感じます。しかし同時に、それが現代の医療のアウトカムや医療経済の状況を改善するかについては疑問が残るところもあります。21億ドルはAlphabetが生むフリーキャッシュフローの1ヶ月分以下、手元キャッシュ1200億ドルの2%以下。巨人Googleにとっては取るに足らない規模。主な関心はウェアラブルの知財ではないだろうか。明らかにApple対抗。
テック企業の寡占化が騒がれているが、バイタルデータをGoogleに握られることで、また議論を呼ぶ可能性もある。ウェラブルというハイプの完全なる終焉を飾るディール。結局まともに生き残った唯一の会社。
最後までしぶとく生き延びたのはひとえに早期IPOを果たしたから。ブーム早期の2015 年に実は上場している。時価に対して13%程度のプレミアムを付けての買収。赤字続きにて Going nowhereだった同社株主にとってもハッピーディール。