加齢と脳機能の衰えは無関係?知能は経験の積み重ねで向上する
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歳を取ると記憶力が低下する理由として、シナプスが切れるとかグリア細胞の働きが不全になるとか言われてきましたが、最近はニューロンの発火に原因があるとも言われてますね。
(参考)記憶を固定する分子メカニズム
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0505/memory.html
その際CaやKが伝達されるので牛乳飲めば~的な民間療法も出てくるのかもしれませんが、ニューロンなどの基本要素のシステムとして捉えると最適な記憶機能発現の状態を作り出す方が大事なのかもしれません。つまりメモリのように記憶素子を増やせば記憶力が増す線形な関係ではなく、複雑系だと。
なので記憶量?の低下よりも、思い出す際の時間のズレや同時に思い出せる記憶の数がキチンと制御されている方に興味が有ります。もし走馬灯のように毎回同時多発的に記憶が蘇ってしまうようなら、ナイーヴな人は発狂してしまうでしょう。
恐らく多動症の人は、記憶や思考がパラレルに動いてしまうので、出来ることなら別の身体やプロジェクトを求めるのではないかと想像されます。
個人に属する記憶としては忘れたといっても、何かを切欠に思い出せるような仕組みになっていて、思い出すのが今じゃない!と脳から指示がでているのかもしれません。円滑に今を生きるために。
固有名詞が思い出せなくなってくるのは、それを他者に伝える必要がないか、名指すことで情報を共有するのではなく、共有したいことを20文字にまとめろ!と脳から指示されていると最近思うようになりました。逆に自分以外に知らない個人名を会話に登場させるのもお年寄りに多いですしね。高齢化社会を先陣切る日本にとって、高齢化していくことによって発生する脳や身体の変化については、イメージではなくFACTで理解しなおす必要があると感じました。
例えばこの記事にあるように、やる気は加齢によって発火しづらくなるのであれば、そのFACTに対してマネジメント側が理解あるだけで、人を活かせるかが大きく変わると思います。人間の知能は加齢とともに低下する――。そう考えられていたのは一昔前のこと。
現在の脳機能に関する研究からは、知能は年齢とともに向上するだけでなく、60歳を過ぎてピークを迎える知能があることが解明されており、経験の積み重ねの重要性が注目されています。
歳を重ねても脳が成長し続けるメカニズムとトレーニング方法について、有識者にうかがいました。