中国の決済、スマホ要らずの「顔認証」時代へ(写真=AP)
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キリスト教由来の個の尊厳に基づく西洋国家 vs 全体主義的完全中央集権国家の中国
これがこの記事が投げかけているテーマ。
どちらが良いのか、という議論は「無論バランスだ」と結論はなるにせよ頭の体操として考えておくのは役に立つと思います。
他が好むと好まざると中国がこのままデータドリブンソサエティーを突き詰め、すなわち効率性を突き詰めミクロの企業も国家も進化と強大化が進むとすれば、果たして個の尊厳のほうが大事だとどこまで言い続けられるのか。
ちなみに日本社会、日本人は少なくとも現代のそれは物質主義、拝金主義にまみれてしまっており、メンタリティとしては私はどちらかといえば中国式に近い、つまり国家による統制云々ではなく利便性効率性をプライバシーより重視する傾向が強いのではと見立てています。
にもかかわらず表面的には逆に見える理由は、高齢化によりテックリテラシーが低い人の声が実態より大きくなりがちだからではないでしょうか。
統計の取りづらいテーマゆえやや定性論ではありますが。利便性とプライバシー保護のバランス
は大切なのはよくわかる。
ただしその議論は、プライバシー保護
に過度にバイアスがかかったものになりやすい
点がどうも気になる。
その際、中国の「監視社会」がその行き着く
先であるかのような決めつけが折り込まれやすい
点も気になる。
利便性を上げながら、プライバシーも徹底して尊重
するエストニアやフィンランド型のデジタル社会を
日本は目指すべきで、「顔認証」イコール「中国の監視社会」のような思考停止は、そろそろやめた方が良い。中国でスマホ要らずの顔認証決済が急速に普及中。どう考えても便利だけど、超監視社会ができあがる。三権が分立している民主主義国家だと、権力の暴走を縛ることができるけど、一党独裁の中国では不可能。権力は腐敗して暴走することを歴史は証明している。日本ではこの辺の利便性と個人のプライバシーの適切な落としどころを見つけていく必要がある