スルガ銀行創業家、全保有株をノジマに譲渡へ
日本経済新聞
256Picks
コメント
注目のコメント
ひとまずスルガは、再建に向けた大きな一歩を踏み出したとは言えそうです。しかし、岡野一族に代わる株主が、ノジマというのはどうなんでしょう。ノジマは東証一部上場で、指名委員会を組織しながらも野島一族が社長、副社長を務める同族支配組織でもあります。野島社長が過去(今春)に店長に対するパワハラ問題等が生じた際に指名委員会は全く機能しておらず、ガバナンス面での問題は少なからずある組織とみています。
このような実質一族支配の企業が一族支配株を買い取るというのは、結果的に岡野一族から野島一族に支配のバトンが渡るだけという気がするのですが。金融庁がこのあたりをどうみて、どのような判断を下し裏指導をするのか、大変興味深いです。話そのものが流れる可能性もまだあるように思います。
公的存在である地域金融機関の経営に関わる問題であり、慎重な対処が望まれるところです。ノジマからすれば、インストアブランチをやりたいのではないかと思います。一般の銀行はモノカルチャーでコストも高く、リアル店舗は縮小傾向。しかし恒例化するユーザーはリアル店舗を使いたいし、コンサルをしたい消費者がいることも確か。家電量販は集客の波が大きくかつECチャネルのリスクにさらされるので、来店のフックをマルチに持っておきたい。こんなところでしょう。