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【開発者を直撃】伝説のピアニストは人工知能でよみがえるのか

NewsPicks編集部
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    (株)ハピネスプラネット 代表取締役CEO (株)日立製作所 フェロー

    これは第一歩だと思いますが、私にはこれに関連して、以前から暇になったらやってみたいことがあります。
     それは、沢山のミュージシャンの年齢を経ることによる演奏の変化を人工知能技術で学習させることです。人が歳を取ることによる演奏の変化には、明らかに法則性があります。大雑把に分類すると、マイルス・デイビスのように常に時代の変化を肥やしにしながら変化し続けるタイプの人と、ビルエバンスのように自分のスタイルを深め続けた人がいますが、どちらにせよ若いときの、初々しく張り詰めた表情が、年をとるとより円熟して落ち着き、ある種の深味が増していきます。もちろん言葉では表現できないもっと多様な変化がありますが、そのようなことをモデル化することこそ、機械学習が最も得意なことです。
     これができれば、例えば、クリフォード・ブラウンやスコット・ラファロが長生きしていたらどんな演奏をしていたかを予想したり、現代の演奏家と共演させたりすることができないかと妄想しています。
     音楽は、データ化しやすいものなので、十分実現性はあるのではと思う次第です。


  • NewsPicks 編集部 記者・編集者

    故人をAIなどの技術を使ってよみがえらせる研究を最近よく見かけるようになりました。その中でも、今回のヤマハの研究は、本人の演奏を再現するだけではなく、本人が演奏した音源が残っていない楽曲でも、「本人らしく」弾かせる技術を追求した点がユニークです。

    こうした取り組みについては、故人に対する冒涜であるとの指摘がつきものです。しかし、コンサート活動から早期に引退し、録音室にこもって音楽と技術の関係を見つめ続けたグレン・グールドならばこの挑戦を楽しんでくれそうな気がします。

    アルスエレクトロニカの会場での様子は、ヤマハが公開している動画で見ることができます。グールドAIと、人間のピアニストとの共演もあります。
    https://www.youtube.com/watch?v=wmn0vKs_2dM


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    この研究の使い道は、(すでに亡くなった)人間の表現を再現できる、ということですね。単なる再現ではなく、故人が新たな創作をする、モーツァルトがジャズを作曲する、レオナルド・ダ・ヴィンチがベトナム戦争の情景を壁画に描く、ヒトラーや毛沢東が現在の自国の政治について演説する、といったことができるようになるための下準備、になるでしょう。
     AIの向上とは、現在では、コンピュータが認識能力を高めることに重点が置かれています。これは、言語や画像、音声を数学的に処理して表現できるようにするということです。20世紀の数学や言語学は、これを強力に推進しました。人間の思考や行動についてもまた数学的に処理して認識する方法が急発展しています。
     芸術をAIが認識できるようにする、ということは、芸術から神秘を剥ぎ取るということです。もし芸術表現が天から与えられた才能だか霊感だかを必要とする無二のものであれば、数学的に処理して表示することなどできないでしょう。限りなく膨大な計算ができるコンピュータが数学的に表現できる、というのであれば、それは神秘でも無二のものでもないでしょう。
     ですから、AIが芸術を認識できる、とうことは単に演奏を再現する機械をつくる、ということではありません。人間の世界についての観方が変わるということです。あれは神秘でもなければ霊感でもない、膨大な数字の寄せ集めに過ぎない、という風にみるようになります。これは何もAIが始めたことではなく、近代科学が積み重ねてきたことです。


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