韓国の文氏「素材国産化で成果」 輸出規制強化への対策評価
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実際3ヶ月で成果が上がっているのだろうか。品質は大丈夫だろうか。中国やアメリカからの輸入部品はどの程度使用されているのか。韓国の半導体関連の製品の質には影響はないのだろうか。文大統領の楽観的な発言を韓国民や財界人はどう思っているのだろうか。
2001年に特別措置法を制定して部品・素材専門産業の育成に取り組み始めた韓国ですが、輸出主導で成長を果たした同国を支えたのは、最終製品を作って世界に売った韓国財閥系大手企業がメインで、素材と部品は日本企業を誘致して国産化する面も多かった。今回の日本の輸出管理強化でこれほど大騒ぎするのは、素材分野の核心部分で日本企業に依存するところが未だに多いことの証左でしょう、たぶん。
今回の問題で韓国政府が国産化と日本以外の国々からの輸入に一層力を入れ始め、大手企業が一部で国産品等の投入を始めたようですから『わずか100日(余り)で意味のある成果が生まれていると評価』するのは強ち嘘とも言えません。でも、20年近く力を入れて達成できなかったことが、そうそう急に進むわけでないのもまた事実。なんだかんだ言っても韓国は、コアなところの素材・部品で、当面は日本を頼りにせざるを得ないんじゃないのかな (・・?
とはいえ、素材・部品産業は、強い最終製品を持つ企業に買って貰ってなんぼです。最終製品で後れを取った状態のまま争いが長引けば、我が国の素材・部品産業が中長期的に世界のシェアを失う可能性は否定できません。単に輸出管理を強めるのみならず、我が国も、最終製品を含め、戦略的な対応を考えて行く必要がありそうです (^.^)/~~~フレ!実態を子細に見てから評価すべきでしょう。
例えばフッ化水素でもさまざまな純度のものがあり、液晶用の低純度のものは確かに国産化できていますが、半導体生産に必要な高純度のものは限界があります。
素材産業にとっての競争力は高品質で安価なものを安定的に供給できるかです。こうした三拍子が揃うまでにはまだまだ時間を要するでしょう。