何もしないで 家事の夫婦差
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家事の水準に夫婦で差が生じるというのはよくあることではありますが、この記事の事例は明らかに極端でこのエピソードを選ぶことには若干妻が悪いと言わせたいかのような悪意さえ感じられます…。もう少し普通の事例を取り上げたほうが本質的なことが浮かび上がりそうなのに。
イメージで論ぜず、数字をまずみましょう。
社会生活基本調査の2006-2016年間の10年変化を見ると(3歳未満の子を持つ夫婦のみ抽出)、専業主婦世帯も共働き世帯も妻の家事時間は、それぞれ25分、17分と減っていますが、育児時間に関しては、それぞれ70分増、59分増と大幅に増えています。ちなみに、共働き夫婦の夫の育児時間は25分増加しているにも関わらずです。夫婦合算すると育児時間は10年前と比べて84分も増えていることになります。
夫の育児協力とか耳障りのいいことを言っていても、現状は、なんだかんだ結局どっちも負担が増えているだけじゃないのか?という気もしますけどね。
10年前との比較なので、大家族じゃなくなったとかいう視点はないです。