三菱重工、スペースジェット納入延期報道に声明「日程は適切に共有」

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注目のコメント

• 土屋 武司

  東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

  ・2019年10月22日

  どうやら今回は日経新聞の先走りだったよう．
  現在，1～4号機までの4機を投入して型式証明取得のための飛行試験（TCフライト）に当たっている．飛行試験は米国．まずは認証を与えるのは米国FAAでなく，日本の国土交通省航空局JCABであることに注意．JCABと同時にFAAも試験を始めています．総飛行時間は3万3千時間を超えました．
  課題は電気配線にあったらしく，比較的最近定められたレギュレーションに合わせることに苦労したよう．現在，日本では5号機が新しい配線を施した完成形でほぼ完成し，年内の日本でのテスト飛行後，来年早々には米国でのTCフライトに参加する予定．大詰め．
  
  ところで，三菱航空機は大学院生を中心とした長期インターンシップを募集中です（下のお知らせは京大のサイトですが，2019年後半の募集が各大学に行っているはずです）．
  http://www.me.kyoto-u.ac.jp/recruit/2019si029.pdf
  工学系の大学院生向け．昨年参加した学生を見ていると，かなりシビアな内容．業務時間はすべて英語．志と能力高めの学生向け．
  航空の若手エンジニア育成のための試み．これからますます必要性が増していきます．
  
  みんなでスペースジェットと航空産業を盛り上げていきましょう．