【監督目線】元楽天監督・平石洋介が見た「読み合い」の妙
SportsPicks編集部
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流れの視点、布石、相手の嫌がること。相手のあるスポーツにおいて共通の原則のように感じます。
分析も経験も、自分たちのスタイルを貫くことも相手の良さを封じることも、自分たちがやりたいことも相手が嫌がることも、全てどちらかではなくどちらも。勝負の紙一重を巡るディテールの奥深さにプロスポーツの楽しさがありますね。データにまつわる話を聞いたことがあります。
プロのある試合で、データに基づいたサインを出そうと練っていた指揮官が、その前の打者の反応をみて、変えたほうがいいんじゃないか?と担当に聞こうとした。
すると、そのデータ担当者は「データの資料」を読んでいてプレーをみていなかった・・・。
平石さんのお話を聞いてふと思い出しました。
データの有効性は確かです。あとはどう使うか。平石さんのように「流れの視点」を持った人が活用できるようになれば、大化けするのではないかと期待をしています。データを使った戦略策定はビジネスの世界と同じで、個々のプレーの成功確率を上げる効果はあると思います。
一方で、全体の流れ(モメンタム)により個々のプレーの質が変わることも興味深いと感じました。