家電製品には「サブスクよりレンタル」が最適な理由
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注目のコメント
大きく分けるとレンタルは有形(物)向き、サブスクは無形(体験)向きかなと思ってます。
例えばエアークローゼットなどは服のレンタルではなく、好きなコーディネートを定額で楽しめるサービスなので、似て非なるサービスなのでここを間違えると痛い目を見ます。
家電製品の場合は新製品が出るまでのサイクルも早いので、レンタル品が不良在庫化しやすい。ただ、これは店側の都合であって、どのみち価格が高くなるのなら普通に有料で借りてもらって気に入ったらECで新しい機械買ってもらった方が在庫戦略的にも顧客サービス的にも良いのではないかなと思います。
レンタル後購入前提のサブスク(ぽいもの)で総額上げる戦略は今後増えていきそうですが。サブスクはコンテンツを低い原価で使いまわせるほど儲かりやすいです。サブスクの儲かり方が本来おもしろいのは、最初は獲得コストがかかっても、利用ごとの原価を抑えて継続されればどんどん儲かるようになること、という認識です。
デジタルコンテンツを使い回す系のNetflixやSpotify、耐用年数の長い家具やバッグのレンタルは筋が良いです。この記事の家電レンタルは商品ごとに価格が違うとのことなので、さらに儲かりやすいですね。(言ってしまえば普通のレンタルですがサブスクという言葉が流行りすぎて目新しく見えますね)
アパレルは何回か貸すとダメになってしまうのと、交換頻度が高いので都度のクリーニング代と配送費が結構かかるので微妙なところ。
食関係のサブスク(というか会員権ビジネス)はおもしろいけれど、利用ごとに原価がかかるので、サブスクならではの儲かりやすさ効果は相対的に薄いです。なので取り組んでいる会社さんは結構チャレンジしていると思います。サブスクは契約後もサービス、商品のアップグレードが必要なため、顧客維持投資が相当必要であることから家電には不向き。常に性能が良くなり、最新のハードに無償交換してもらえるとかならまだしも、同じものをただ使い続けるのは単価にもよるが下手すれば2年ぐらいで元が取れるのでイニシャルコストが低いからと言っておトク感はない。
あくまで『お試し』というならレンタルで十分で気に入ったら購入すらばよい。まさに本記事のとおり。
サブスクを儲かる魔法のように考えている人も多く存在するが向き不向きがあること、そしてハイレベルな顧客維持投資が永遠に続くことを忘れてはならない。プロダクト売り切り型の方が良いケースもある。