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トルコ、シリア軍事作戦を停止 クルド部隊撤退後に終了へ

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    この停戦合意は、トルコ政府と米国政府の間の合意です、そして、シリア北部のクルド人を中心とするシリア民主軍(SDF)もこの合意を受け入れると先ほど表明しました。
    合意の内容は、
    ・120時間の停戦
    ・安全地帯(safe zone、トルコとシリアの国境から30kmの範囲)の設置
    ・安全地帯からのクルド人勢力の撤収(シリア民主軍はこれに同意しました)
    ・米国はトルコに対する経済制裁を取り下げる

    トルコ軍のシリア北部への侵攻の目的は、
    1)クルド人勢力の排除
    2)安全地帯を設置してトルコにいる350万人のシリア人難民をそこへ「帰還」させる(クルド人の居住地区であって、難民たちの元の居住地ではないのですが)
    でした。

    停戦合意が履行されれば、1)については達成、2)についてはグレーなところがあります。それは、シリアのアサド政権とロシアがこの合意に加わってはいないからです。
     すでに、「安全地帯」には、アサド政権軍とロシア軍が入ってきて、トルコ軍とにらみ合っています。「安全地帯」は、従来シリア領ですから、アサド政権軍は、自国領であるという立場で、トルコ政府の勝手にされることは、原則としては受け入れられないことです。あとは、ロシアがこの合意に賛成するか、否定してくるか、で決まる部分が大きいです。

     トルコのエルドアン大統領は、トランプ大統領からの親書を「一瞥してゴミ箱に捨てた」などと報じられていましたが、もはや「安全地帯」でロシア軍とにらみ合う状況になっていた以上、侵攻を進めることもできず、手詰まりになっていました。どうせ停めるなら、米国に経済制裁を撤回させることができるこの停戦案は得である、という判断もあったでしょう。

    (追記)ただし、トルコ軍は、「安全地帯」内ですでに包囲下に置いたクルド人勢力には攻撃を続けています。クルド人勢力側も、停戦は受け入れるものの、トルコ軍もまた「安全地帯」から撤退するべきであるという条件を付けているため、停戦が持続できるかは難しいところです。


  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    トルコ軍は今回の作戦で当初想定された安全地帯のうち、タル・アブヤド〜ラス・アル・アイン間を確保しました。
    一方シリア軍はクルドとの協定により、コバニ(アイン・アル・アラブ)、マンビジ及びタブカ空軍基地、タブカダムの他、ラッカ、アル・マルキヤなどユーフラテス川東岸にも進駐したようです。

    残る国境の主要都市アル・カミシリ、ハサカは元々シリア政府の支配地域ですから、トルコ軍が求めてきた安全地帯は、既に実質的にトルコとシリア政府軍に二分されたことになります。
    つまり結果的にトルコとしては、国境からクルド勢力を遠ざけるという今回の作戦目標をほぼ達成している訳です。

    元々シリア軍やロシア軍と一戦を交える気も、その必要もさらさら無いトルコとしては、後はアメリカなりロシアなりの仲裁を受けて停戦というのがベストシナリオだったのです。

    私は天皇陛下の即位の礼を辞退して行われる予定だった22日のエルドアン大統領とロシアのプーチン大統領の会談で停戦シナリオが提示される(https://newspicks.com/news/4307212?ref=user_434633)と見ていましたが、今回はアメリカの方が先に動きました。
    恐らく、ロシア主導で全てがなされることを懸念したトランプ大統領の意向でしょう。
    アメリカがクルドにどのような条件を提示しているかは定かではありませんが、シリア北部からの撤退の一方、デリゾール県のオマル油田にアメリカ軍が再配置されたことからトルコ国境から退く代わりに南方での利権をクルドに確保する取引がなされた可能性があると見ます。

    今回の停戦協定の実効性は安全地帯の線引きにかかっており、それはクルド の意向は関係なく、シリア政府軍のバックにいるロシアの意向如何です。
    ただトルコとロシアはシリア内戦では綿密に連絡を取っていますから、既に大枠の話はついているとみるのが自然でしょう。

    別の記事(https://newspicks.com/news/4308443?ref=user_434633)でもコメントしましたが、元々トルコの軍事作戦は、関係各国のシナリオ通りの展開です。
    今回も当事者であるはずのクルドの意向を無視するように、周囲の大国の意向のみで決定されるあたりが、シリア問題の本質を如実に表しているように思います。


  • 公認会計士 Fintechコンサルタント

    今朝起きて一番びっくりしたニュースです。
    ペンス副大統領が急遽トルコに飛んだ時は、空振りになるのでは?と思いましたが…

    大統領書簡とは思えない下品な物言いのトランプ大統領、そして、それをゴミ箱に捨てたというエルドラン大統領。

    でも、真剣に考えないといけないのは、この紛争に巻き込まれているトルコとシリアの一般市民のことです。
    市民の命が、国際政治の駆け引きの陰に霞んでいる様は、なんともやり切れないです。


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