「崩壊する」教育現場。小学校教諭の過酷さを伝える漫画が話題。
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注目のコメント
マンガで描かれていることは残念ながら事実ですが、全てを学校の先生が背負うことを当然のように押し付ける社会や学校の雰囲気が大きな原因です。
時間対教育効果の薄い行事、慣例的で必要性の少ない会議など、現状のやり方を変えなければ時間は捻出できません。子どもたちが学校で過ごす時間を濃密にして体験価値を高めるために、これまでの前例にとらわれない対応が必要です。
具体的には、意味や必要性の薄い行事・会議の廃止・効率化などを進めて時間を捻出し、新たな指導単元では外部人材も活用するなどが必要です。既に工夫している学校や先生はいますし、文科省もそのような事例の共有を進めています。それにも関わらず、「できない」と口を揃えて言うのは言葉は厳しいですが怠慢に等しいです。
そして、最も効果できなのはIT化を進めることです。授業でも活用することが必要ですが、少なくとも校務管理レベルでも事務作業の効率化を進めれば、無駄な手書きや転記作業など、価値が低い割に時間を割かれる作業を大幅に減らせるはずです。この点も「お金がない」と言いますが、教育委員会や財務部門が自分たちは仕事でPCを普通に使っているにも関わらず、学校備品として要求しない理由を並べて、昭和な働き方を押し付けていることが原因です。必要な備品を要求しなければ、優秀な人材が来なくなるのは必然です。前職である、小学校プログラミング教育必修化に向け学校の先生を支援するみんなのコードというNPOで、実際に1日先生体験させてもらいましたが、漫画の内容は事実です。
先生は忙しい、忙しいっていうけど、何がどう忙しいのか体験するために行かせてもらいました。
本当に朝から登下校の子どもや保護者対応、終わったらすぐ授業で、子どもが帰ってもその後は保護者対応やその他やることばかりで、トイレにいく時間もありません。
やるべき事が増えるのに、減らしているものがないからパンクしています。
英語やプログラミング教育が増えるのは次の時代が情報化社会、グローバル化が急速に進むからです。
もともと前の時代では必要であった、習字やそろばんなどは次の時代の必要な資質からは優先順位が下がると思うので、減らしていくべきだと思います。