利率15%のウィーワーク債、勇敢な投資家のキャリア脅かすほど危険か
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15%となると、CCC格以下インデックスより高い利回り。
S&PのCCC格は「債務者は現時点で脆弱であり、その金融債務の履行は、良好な事業 環境、金融情勢、および経済状況に依存している」というレベル。
その下のCC格は「債務者は現時点で非常に脆弱である。不履行はまだ発生していない ものの、不履行となるまでの期間にかかわりなく、不履行は事実上確実と予想する場合に「CC」の格付けが用いられる」で、瀬戸際という状況だが、担い手は現れるのでしょうか。
利回り(10/4)
米国10年国債指数 1.51%
米国ハイ・イールド債指数 6.04%
BB格債インデックス 4.31%
B格債インデックス 6.28%
CCC格以下インデックス 12.35%WeWorkのビジネスモデルを賞賛したり批判したり、孫さんのナンピンを批判したりと盛り上がっていますが、基本に立ち返って考えれば、WeWorkにSoftBankグループが投資する理由は簡単で、ディープラーニングによって多くの主要な産業が様変わりするタイミングが来ており、不動産という巨大な産業にパラダイムシフトを引き起こすレースで、第三コーナーを回ってトップを走っていたのがWeWorkだったというだけの事。
そういうゲームを孫さんが作った必勝法でやっているのだから、当然こういう事も起きます。そしてゲームに勝つためにはポジトークもするし、倍プッシュもする。
それを踏まえて、松尾豊教授の講演にて先日WeWorkについてお話された内容を一部要約します。
不動産業界の効率化はこれまで出来ていなかった。
なぜ今までできなかったのか、それはデータ収集ができなかったからだ。
ITの普及によって、この問題が解消されデータ収集が可能になった。
それでは、これから10年20年30年と不動産業界は今までと変わらないのか。答えはNOだ。今後どんどん変化していく、効率化が進んでいく。
データを収集して、効率化は加速していく。
不動産という巨大な産業がディープラーニングで大きく変わるなら、
その可能性の一つがWeWorkであり、現在トップを走っている企業がWeWorkだ。データを収集して効率化するシェアオフィス、なのでそこにビジョンファンドは投資する。基本的には超巨大で非効率な産業がディープラーニングで変わるという未来がある。ホテル業界ならOYO、不動産ならWeWork、ライドシェアならUberなど。
なので、孫さんの
「ソフトバンクGは、世界中で人々の働き方に変革が起こっていると確信しています。WeWork はこの変革の最前線にいます。WeWorkが直面したように、世界をリードするテクノロジーの革新者が成長の過程で困難を経験することは珍しいことではありません」
というスタンスは当然といえば当然。
個人的にはみんなが怖くてできない事を、未来を作るために無理矢理突き進んでくれているんだから、応援しても損はないと思う。