今日のオリジナル番組


詳細を確認
タブーに切り込め!ここがおかしい「日本の保険」
本日配信
66Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
皮肉なことですが、他の先進諸国の2-3倍もの数のMRIを保有し、意義不明の無数の頭部MRIを行ってきた日本でこそ、活躍する可能性が高いAIだと思います。

願わくは、これが次の段階ですぐに宣伝文句に使われなければ、と思います。臨床研究のステップを抜きにして「スマートAIによる脳ドック」がはじまらないことを祈るばかりです。
これは脳ドックを対象としたディープラーニングによる自動読影システムのようですが、必ずしも良い事ばかりではないことを知っておく必要があります。

また、どんな画像を認識させたかによって、精度は異なります。もしも脳血管造影を行なって、動脈瘤が確認された症例だけを集めていたのであれば、精度は高そうです。しかし、人間の読影ベースでやってるのであれば、偽陽性も多く見られるでしょう。

原田先生が医師向けの雑誌に寄稿されていますが、脳のMRI/MRAによる脳動脈瘤のスクリーニングは良い事だけではない事を知っておく必要があります。脳ドックの利点はもちろん脳の病変を見つけることで、被曝がないこともメリットです。

しかし、脳動脈瘤の検出率は記事にもあるように60%〜70%とされており、しかもそれが偽陽性でないことを確認するためにさらなる検査が必要になります。その検査自体のリスクがとても高く、脳動脈瘤を見つけて、リスクを負って検査をしたけど検査によって脳出血が起きたり、実は何もなかったという事が起こりうります。

また、検査を行わない場合、自分には脳動脈瘤があるという危機感を煽り、精神的なダメージを与えます。

これらの理由から、むやみに脳のMRI/MRAを撮影することにはそんなに価値がない可能性がある事を知っておく必要があります。
その"専門の医師"に高い給料を支払う意味があるのか?となってしまうでしょう。

読影がうまくいかなかった時の責任の所在という意味ではあるかどうか。

(脳ドックに関しては検査の意義そのものに問題があります)以下、御参照。
https://newspicks.com/news/2224565/
画像診断においてはとても役に立つでしょうし、医師の補助、場合によっては画像診断という要素だけならとって変われるのかもしれません。

しかし、画像診断学においても、教科書レベルな診断の正確性から、さらには深読みしてわかる(推測される)さらに高いレベルの診断もあります。

もちろん画像から確実に言えることだけを診断するというのも大切な部分なのでそこはまさに「機械的」で良いのかもしれません。



さて、話は変わって脳ドックについて、ですが、そこに予後改善効果は証明されていません。
自費ですので受けていただくのは構いませんし、脳動脈瘤がないことへの安心を買えるという意味ではそれは診断精度の高いAIの導入は理にかなっています。
しかし、ごく小さな動脈瘤の破裂は非常に稀であり、それを過度に診断すると、診断された方々の抑鬱反応といった「副作用」も考えられます。専門医が見逃す程度のものは「見逃された方が平和」といったこともありえるように思います。もちろんそれ自体も検証してみないとわかりませんが。

血圧のコントロールや禁煙、適度な運動の方がよほど予後を改善するであろうことを医師としては指摘しておきたいと思います。
病理診断や内視鏡での病変検出もAIの方が精度高いので、これに続いていくといいですね!
ディープラーニングと画像診断や病理診断は相性がよく、診断精度の向上や見落としを防ぐ目的で、今後さらに活用される場面が増えてくることが期待されます。脳動脈瘤の検出は、脳動脈の中で突出している部位を見つけ出すという比較的単純な作業ですので、取り掛かる部分としては良かったのではないでしょうか。

ただこの脳動脈瘤というのはくせもので、必ずしも「見つければ良い」というものではありません。年間約1%の確率で破裂して、クモ膜下出血を起こしますが、見つけて手術をするのにも数%の死亡リスクがあるため、見つかった場合は手術するべきか、しないべきかの判断に苦悩することになります。

日本では脳ドックとして広まっていますが、そういった背景から海外では脳のMRIを健診目的で撮ることはありません。このAI画像診断システムがあるからという理由で、日本で脳ドックが更に広まるという、とんちんかんな方向に向かわないように注意が必要です。
大きな一歩ですね。
診断精度が医師より高いことが認められ、診断時間という観点でも大幅に短縮出来るのではないかと思います。

エルピクセルさんはヘルステック・スタートアップ界隈では実力派の超有名企業。特定の大手企業とだけではなく、複数の医療機器ベンダーと既に連携されています。クラウドの技術も特定のプラットフォームではなく、各社の得意な技術を使い分けています。

診療報酬の観点でも正当に評価されるようになって、患者の為に早く普及して欲しい。
画像診断はAIと相性良いですよね。
先日の内視鏡AIも然りですが、人間の目を超えるのはよくわかります
保険点数がつくことで日本の医療費を食うのではなく、是非海外に事業展開を図ってもらいたいエリアですね
医師だって人間。能力の差もあれば疲れる時もある。医師の支援の道具として広がっていくと良い。
医師の皆様のコメントに感謝。
知識がない自分などは、普段と違う頭痛を経験したりすると大丈夫だろうかと不安になりがち。若くして亡くなる方はいきなり脳出血とかで亡くなることも少なくないなかで、脳ドックを受けたら安心できるのかなぁと思っていたくらい。
画像診断へのAIの活用は個人的にはポジティブ。精度といっても「漏れない確率」(Recall)と「可能性があるとしたものが実際にそうである確率」(Precision)の両面があるので、記事だけではどれだけなのかは分からないが…