「日本のアニメ」にヨーロッパの人が惹かれる理由
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海外に住んでいると、時折日本のアニメファンに絡まれることがあります。本当に心から日本アニメを愛する方が多い。
この前もフランス人の女性に「日本と言えばミニフィーよ!」と話しかけられました。「え?ミニフィーって何?」と聞くと、「あなた、日本人なのにミニフィー知らないなんてあり得ないでしょう!」と。これをきっかけに、単にスターバックスで隣になっただけの人と、会話が30分以上続きました。
彼女が語る日本を代表する素晴らしいアニメ「ミニフィー」。必死に説明する話を聞いてもどうにもピンとこない。「ごめんね、私最近のアニメ分からないのよ」と言ったら、彼女が「何を言っているの。あなた世代のアニメでしょう?」と。古いアニメと分かったら、何のアニメかすぐに分かりました(喜)
この謎の「ミニフィー」とは、『魔法使いサリーちゃん』でした!
自分が大好きだったアニメが、海外の、しかも自分よりも20歳は絶対若いような年齢の外国人に愛される……これって素直にスゴイことだな、と思ってしまいました。「この世界の片隅に」もそうでしたが、アヌシー国際映画祭にはじまりヨーロッパの映画祭での日本アニメの高評価は、ヨーロッパのフランス映画やイタリア映画にも見られるハイコンテクストな映画内容の文化が背景にあるんでしょうね。実写でも是枝作品が好まれるのはそのあたりかもしれません。
映像事業はビジネス生態系が凄く大切で、中々大成功例は出てきてませんが、日本のアニメも多国籍化のチャレンジがいくつか出てきてます。ただ、中国との多国籍がメインだったりするので、今後はレッドタートルのようなヨーロッパとの多国籍を増やしていくやり方も出てくると思います。