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トルコ、シリア新作戦開始 クルド人勢力に空爆

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    トルコ軍の目標は、シリア北部一帯を占領下に置くことです。現在は北西部を占領していますが、北東部も占領しようとしています。これよって、達成しようとしている目的は、
    1)トルコ政府が敵視するクルド人武装勢力の壊滅
    2)トルコ国内にいるシリア人難民の移送
    3)支持が下降しているエルドアン政権への支持回復
    が主なところでしょう。
     トルコ国内には300万人以上のシリア人な移民がいますが、地元のトルコ人との軋轢も高まり、エルドアン政権不支持の一因にもなっています。シリア北部からクルド人住民を退去させて、トルコにいるシリア人難民にその土地を与える、という構想です。
     「平和の春作戦」と称されたトルコ軍の作戦は、トランプ大統領の了承を得て始まったものではありますが、トルコの国際的孤立が目立ちつつあります。ヨーロッパ諸国も、中東諸国も、ほぼ全てトルコ軍の作戦を非難しています。自国の難民問題の解決という名分でクルド人を追い出して占領地を広げる、という構想が支持されていません。
     トランプ大統領も、一度は了承しながら、マズイと思ったのか、先ほどこういうツイートをしました。「もしトルコがシリアのクルド人を壊滅しようとするなら、米国はトルコの経済を壊滅させる」「トルコはできうる限り人道的なやり方でやらねばならない、さもないとトルコに与えられるのは、制裁とか懲罰をはるかに超えるものだ。」


  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    米軍の撤退によって懸念されていたトルコ軍による新たなシリア侵攻作戦が開始されました。
    2016年8月のIS支配地域を攻撃することでクルド占領地の分断を狙ったユーフラテスの盾作戦、2017年のクルド人占領下の飛び地アフリーン占領を意図したオリーブの枝作戦、に続く今回のクルド人をトルコ国境から引き離すための新たな作戦は「平和の芽生え作戦」と命名されました。

    現在戦線はテルアブヤド〜ラアスルアイン〜カーミシュリー〜アインイーサーに至るしたシリアの広範囲に渡っており、又トルコ占領下のアフリーンからはトルコを支持する民兵組織シリア国民軍が東進しているとのことです。

    今回のトルコの侵攻作戦については、2日前の以下の記事もご参照ください。
    https://newspicks.com/news/4282464/

    (追記)
    今回のトルコの侵攻は唐突なものでなく、予め予期されていたものです。
    エルドアン大統領はかれこれ2年も前からユーフラテス東岸への安全地帯の設置を求めて、同地域を占有するクルド軍(シリア民主軍)の撤退を要求し続けてきました。
    当然にロシア、イラン(恐らくイラクのクルド自治区も)など関係各国へは作戦地域なども含めた根回しは終わっており、今回アメリカも暗黙の了解を与えた(と思われる)ことで、侵攻作戦の開始は当然の情勢だと見られていたわけです。
    北朝鮮などもそうですが、国家の戦略は首尾一貫した方が強いという例だと言えます。

    なお、過去のトルコの戦術を見ると故意に包囲網の一部を開けながらゆっくりと進軍し、住民を脱出させてから空っぽになった地域に親トルコの住民を移し占領するという典型的な民族浄化作戦をとっています。

    恐らく今回も数ヶ月をかけて同様の作戦を実行すると思われますが、飛地だったアフリーンと異なり、西クルディスタンの中央部ではクルド軍の激しい抵抗が予想されます。
    戦況が泥沼化すればトルコは国際的に孤立し、諸外国の制裁をうける事態が想定され、そこまでに片をつけられるかどうかが勝負を分けることになりそうです。


  • 公益財団法人中東調査会 主席研究員

    「アメリカがクルドを見捨てた/裏切った」との論評や記事が多いことに驚いています。アメリカのニュースもそういうのが多かったです。実際のところは、2014年に「他に使えるコマがなくなったから」というだけの理由で「イスラーム国」と地上で戦わせる提携勢力としてYPGが起用されたわけで、その時点で、「見捨てるか否か」ではなく「いつ、どのように切り捨てるか」が焦点だっただけです。YPGとしては、トルコ軍がアフリーンを侵略・占領した時点でもうちょっとましな分析や論評、対処ができたはずです。その一方で、トルコ軍の動きに合わせてクルド民族主義勢力が紛争を通じて獲得した権益を剥奪しようとするシリア政府の動きも出てくるはずです。アメリカ軍が「撤退」したのは「シリア全域」ではなく、「トルコの軍事作戦のコナがかかりそうなところ」だけなので、アメリカにはシリア政府による統治や権益の回復の動きを邪魔して「クルド人を保護した」格好をつけることができます。トルコによる「安全地域」構想は、住民追放・土地収奪・新住民の入植が既に行われたところに、新たな住民追放・土地収奪・新住民の入植を積み重ねる、ものすごく筋の悪い行為です。また、アメリカのシリア紛争への対処も、2011年以来中途半端で無責任なもので状況を悪化させる要因以外の何かではありません。これはトランプ大統領の個人的資質云々ではなく、2011年以来ずっと続いていることです。シリア紛争の推移や結果に対する個人的な好悪はともかく、シリアと周辺地域の安定(注:どんな安定かは敢えて問いません)にまるで役に立たない、という点ではアメリカもトルコも一緒です。


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