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テクノロジーの話題に関する特別インタビュー
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繊維・ケミカル・エレクトロニクス、住宅・建材、医薬・医療等を展開する総合化学メーカー。技術領域の広さと高い技術力が強み。
時価総額
1.54 兆円
業績
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早崎先生と同じ箇所を引用させていただきます。
「基礎研究ですね。ここから製品化を目指す「開発」段階へと進めるかどうかが、第一関門です。
研究者って、まずは一人で黙々と新しい芽を見つけていかないといけないんですよ。
リチウムイオン電池の場合もいろんな試行錯誤があって、電池部材、例えば正極材はどうするとか、電解液はどうするとか、そういう無から有を生み出すときの苦しみっていうのかな。
基礎研究は、いいものが出てくる確率が低いので、それはもう孤独でしたね。
」
イノベーションとはカリスマ起業家と投資家さえいれば起きるものじゃないことを、再認識してほしいです。華やかな花を咲かせるには地道で地味な基礎研究の種が必要なのです。
NewsPicksでは、これまでに2度吉野さんをインタビューし、開発の舞台裏や苦悩、電池やモビリティの未来について語ってもらっています。本日はノーベル化学賞の受賞を記念して、記事を再掲いたします。
インタビューではいつも笑顔でワクワクしながら「未来」を語られる吉野さんが印象的でした。また落ち着かれたら改めてお話をお伺いしてみたいです。
>引用
「基礎研究ですね。ここから製品化を目指す「開発」段階へと進めるかどうかが、第一関門です。研究者って、まずは一人で黙々と新しい芽を見つけていかないといけないんですよ。リチウムイオン電池の場合もいろんな試行錯誤があって、電池部材、例えば正極材はどうするとか、電解液はどうするとか、そういう無から有を生み出すときの苦しみっていうのかな。基礎研究は、いいものが出てくる確率が低いので、それはもう孤独でしたね。」
今日も、吉野さんと共に研究開発に携わった同僚の方々が「吉野さんは先見の明がある」と口々に語っていました。
このインタビューでも、吉野さんが技術の普及の行方やタイミングについてユニークな、けれど説得力のある考察を展開していて、なるほどと思いました。
リチウムイオン電池について丁寧に、わかりやすく答えてくださるやさしい姿が印象に残っています。今日はとても嬉しい夜になりました。
どうでも良いことですが、私も20年数年前に大学で燃料電池の研究に没頭していました。当時は「悪魔の川」のステージだったなと今思った次第です。