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まるで預言者(プロフェット)のように、新しい時代のうねりをいち早く紹介するNewsPicksのインタビュー集。本質を見抜く視点を毎週つむいでゆくことで、ちょっと先の未来を覗こう。
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岩田さんといえば、誰もが知っている任天堂の社長であり、昔から知っている方は天才プログラマーとして、2000年以降から知っている方はWii時代の全盛期を築き上げた戦略家、または発信型の親しみやすい社長という印象をお持ちかと思います。
今日から3日にかけての連載では、あまり知られていない岩田さん、つまり上司としての岩田さん、組織のリーダーとしての岩田さんに実像に迫ります。
かの有名なゲームソフト「Mother2」と言えば、天才コピーライターの糸井さんと天才プログラマーの岩田さんという異能がタッグを組んで生まれた商品だと私自身が思っていました。
実際は、岩田さんが一人一人の強みを引き上げる力が優れていた点、つまるところ「社長力」にも支えられて、Mother2が商品として世の中で出たことでした。
大ヒットしたゲーム機も「Wii」や、ご本人が亡くなってから世に出たニンテンドースイッチも、岩田さんの人を引き上げるリーダーシップがあってこそ生まれたかもしれません。
インタビューの時間は限られているので事業の話をするわけですが、いつも考え抜かれた答えが出てくるので、答えの出ない哲学的な問いを投げたい衝動にかられていました。「楽しいとは」とか「幸せとは」とか。次の、その機会を楽しみにしていましたが、失われてしまいました。
話を聞くのが上手なひとでもありました。こちらが話を聞く立場なのに、私がおしゃべりなせいもありますが、気づいたらいろいろ話してしまっているという。
本当に残念です。
「岩田さん」本は「言葉のかけら」が秀逸。
世界のゲーマーたちや開発者から愛された男は、「みんながハッピー」を追及する男だった。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 社長に学べ!
https://www.1101.com/president/iwata-index.html
NPの描く岩田聡特集。ほぼ日の描く岩田聡特集。おんなじ人を題材にしても、内容というか仕立てがだいぶ変わるのが面白いですね。
岩田さんの経営哲学に感銘を受けるのはもちろん、言葉の語り口の優しさが本当に好きです。厳しい決断の連続だったはずですが、優しい言葉で語り、組織の中の人に思いやりを持つ姿、素敵だなぁ。
記事にもありますが、MOTHER2の開発がにっちもさっちもいかなくなったときに召喚されて、「いまあるものを活かしながら手直ししていく方法だと2年かかります。一からつくり直していいのであれば、半年でやります」と答えたのは有名な話ですね。
MOTHER2は、ゲーム業界の人ではない糸井重里さんが作ったからこそ、一般的なRPGにはない様々な工夫が盛り込まれています。
ボスを倒したダンジョンでは雑魚敵が遠ざかるようになったり、ドラムロール式のHPゲージでコマンド入力のタイミングも重要だったり、ママとしばらく電話しなかったらホームシックになったり・・・
そんな前衛的なものを実現しようとして、一旦しっちゃかめっちゃかになったんだと推測します。そしてそれをちゃんと形にしたのが岩田さん、と理解しています。ゲームのプログラミングだけでなく、その後の経営でも一貫して力を発揮されているのが素晴らしいですね。
社長に限らず全ての役職者に当てはまるし、すごく納得する。一方、「機能」をフルに活かした動きを実行することは実際すごく難しい。
やるべきことの取捨選択と、周りの人を大切にしてチームを活かして最大値を目指す動き、それがすごく上手な方だったのだなぁと改めて感じました。
一人一人としっかり向き合っていた岩田社長。流行り言葉をあてはめれば「サーバント型」なのかもしれませんが、そんな言葉で表現したくない魅力がこの人にはあるように思います。尊敬するリーダー像の一人なので、彼から学びたいです。連載楽しみ。
*****
むしろ岩田さんは、制作チームのメンバー一人ひとりとよく対話し、彼らを大切にしていました。岩田さんは決して人を下に見ない人で、「そんなことも分からないのか」みたいなことは絶対に言わないんです。
相手とよくコミュニケーションをとって、この人が得意なことは何か、どんな部分でつっかえやすいのかといったことを、岩田さんはよくつかんでいました。
だから、誰が何に困っていたらこうアドバイスをすればいいとか、こういう道具を渡せばいいといった道筋が見えていたのだと思います。
岩田さんが開発に加わったことで、メンバー全員が働きやすくなって、チームがすごく勢いづきました。
(略)
岩田さんは、プログラマーだったころから社長を目指してやってきた人ではありません。
ただ、リーダーシップをとったほうが、より面白いことができそうだなという積極性を持っていた。それも、部下をなだめてイヤなことを我慢させたりすることでリーダーシップをとるのではなく、それぞれの人を生かすためにはどうしたらいいだろうと考えることのできる人でした。
(元コメント
めちゃくちゃ楽しみにしておりました!後ほどゆっくり拝見します!