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BISの流動性規制LCRは、1か月分の流動性を求めていますが、ざっくりといえば、半数の銀行がその数倍の現金や換金性の高い資産を持っているということですから…
ただ、実際のストレスを想定するなら、このような個別行の分析に加えて、集中度や波及リスク、つまり、巨大銀行が一行破綻した場合の影響の大きさや、そのショックが他行の取り付けを引き起こすといったシナリオ分析が重要になってくると思います。
バーゼルⅢで資金繰り(流動性)の規制が採り入れられ、簡単に言えば短期的にはLCR(流動性カバレッジ比率)、長期的にはNSFR(安定調達比率)100%以上が(段階的に)求められる。因みに、今回の調査対象が短期的ショックであるため、LCR=換金しやすい流動資産÷30日間の純資金流出額が指標。
一方で、リーマンショック後に主要中央銀行が実施した流動性支援を踏まえると、「半数が倒産」となる前に手だてが講じられると考えるのが現実的ではないか。
米国ではこのほかMMF規制などで短期市場での調達を縮小するように銀行の調達手段を変えるように促してきましたが、欧州でも同じことを進めていこうとしているのでしょうか。
後は、流動資産もそういった危機的なマーケットだと換金できないかもしれないですよね。
銀行間資金調達市場から締め出された場合
→締め出される基準は何なのか?
→そして、比較的安心なのはどこなのか?
どこがぜい弱とは発表出来ないでしょうから、逆にどこが安全かくらいは教えて欲しいです。
なるほど。興味深いです。