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世界初の構造で大幅な軽量化実現 日本の道路橋で初、神戸の橋に世界的評価

神戸新聞
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  • セメントメーカー 研究員

    バタフライウェブ構造はNEXCO西日本と三井住友建設のオリジナルで、現在世界に2橋。
    本記事の武庫川橋(新名神)と宮崎県の田久保川橋(東九州)ですが、もうひとつの田久保川橋梁もfib(国際コンクリート連合)から『Outstanding Concrete Structures(優れたコンクリート構造)』として表彰されています(※参照)
    それだけものスゴーイ構造というわけです。

    橋を造ろう!となったときにどうやって造るかっていう話。
    現場で重たいコンクリートの箱を生コン車を呼んでせっせと作るのは人手と時間がかかりますが、建設労働者数も予算も右肩下がり。
    だったら工場で作った強くて軽いコンクリートの板を並べていって箱桁をつくる方が軽いし楽だし早いだろうってわけで、軽量化・施工省力化・工期短縮、その結果のトータルコスト削減などが期待されます。余りのコンクリートや木製の型枠などのゴミも比較的出さないために、環境にもやさしいと言えます。

    この板の形がちょうど蝶々に似ているので、バタフライウェブと呼ばれています。
    ちなみにもう一個の「田久保川橋」は地元の小学生に「寺迫ちょうちょ大橋」という管理名称を名付けられています。かわいい。
    蝶々形にするのはかわいいからではなくて、専門的に言うと板の対角線上に圧縮力と引張力が発生され、要するにトラス構造を形成して荷重に抵抗する機構です。

    工場で作ったコンクリート部材を現場で組み立てることを「プレキャスト工法」、橋桁の外に鋼材を出して主塔と繋げることを「エクストラドーズド工法」、橋桁を蝶々形の高強度繊維補強コンクリートで作ることを「バタフライウェブ工法」とそれぞれ言いますが、武庫川橋はこの数え役満で作られた橋です。

    ※参照
    【「田久保川橋」がfib(国際コンクリート連合)の最優秀賞受賞】
    https://newspicks.com/news/3429682/


注目のコメント

  • 米国建築

    主桁の上に通路がある橋梁のようですが、鉄骨トラス橋と異なってこちらはあくまでもPC箱桁橋。維持管理の際の費用は大きく差が出るんでしょうね。

    作るものが大きかろうが小さかろうが、材料の機械的性質(強度、重量、靭性)と人的な制約事項(費用、耐候性、維持管理のし易さ)を天秤にかけて正しいバランスを見つけていきたいなと思いました。


  • Cluster Dynamics Inc. Founder CEO

    メモ
    航空機の主翼のボックス構造ににています。

    高強度繊維補強コンクリート製の蝶形の橋桁部材(バタフライウェブ)で上下の白い部材を繋いでいるのがミソ


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