誠品書店は「日本が学ぶべき店」と断言する理由
コメント
注目のコメント
この数年台湾で誠品書店の関係者の方とも接点があって聞けば聞くほどになるほどと思わされます。
地下街の再生、百貨店再生、歴史建造物活用、そして地域における隠れたメーカー発掘と育成など様々な取り組みをした結果、新たなライフスタイルを提案できるポジションを確立していると言えます。そういう意味では台湾・誠品書店は実は台湾の地域再生に関わる取り組みを多様なカタチで行っています。
売れているものを単に並べたりするのではなく、売れるものを作る。しかもそれに一定の文化や芸術など含めたクリエイィビティをしっかり付与、付加価値の高いものにしていく。台湾の文化創造産業の文脈とも符号。これを誠品はちゃんとやっているために良いブランディングが形成されているのだと思うところです。記事にあるように、日本はどこに行っても、ロードサイドでもモールでも駅前でも同じテナントで、そういう意味で一番問題なのは、何処かに行く意味が全くないということ。本もその典型で、商業施設と同じく、売れ線のキュレーションだから価値創造できていない。本質的な問題がどこにあるかといえば、消費者が目の前の短期的快適さと便利さを追い求めるから、中長期の魅力を作り切れない。どこも金太郎飴だから、比較しようがなく、人の数が一番多い線上に位置するところが勝つみたいな。ドバイや、サウジや、KLのような蒸し暑い場所に位置する都市も、当然、ロードサイドを歩きながらの消費文化が廃れていき、金太郎飴モールが乱立するのみ。つまらない。国や大陸をまたいでも、目にするものが全く変わらなくなる。ヨーロッパが歴史的に強い理由の1つは、その保守性というか保存性を、歯を食いしばってやってるところにある。
日本上陸で話題の誠品。記事は本場についてですが、日本橋の一号店には調度昨日行って来ました。
しかし混んでた、、
どこにでもありそうなもの、ではないものをよくぞここまで集めたな、というテナント構成で体験もふんだんに取り入れられていて素敵でした。開店ラッシュが落ち着いてどのくらい客がつくか、実際にどのくらい金が落ちるか、はまだわかりませんが。日本橋~室町は本当に生まれ変わりましたね。和モダンテイストでまとめられているのも素晴らしいですね