中国、民間企業の救済にかじ 記録的な出資ペース

コメント

注目のコメント

• 井上 哲也

  野村総合研究所 金融デジタルビジネスリサーチ部　シニア研究員

  ・2019年10月02日

  記事の中で引用されているコメントが指摘するように、こうした出資はマクロ的には権力の強化というよりも、金融面での一種のセーフティーネットと理解することが適当であるようにみえます。
  
  マクロ的に不可欠なデレバレッジを進めようとすると、本来の趣旨とは異なり、民間かつ中小規模の企業にストレスが集中しがちである点に基本的な問題がある訳です。
  
  そうした問題の解決が重要であることは当局にも十分に認識されていますが、解決にはどうしても時間がかかります。その間の対策としては、こうした直接介入型の対応も仕方ない面があります。