【直撃】GAFA著者が語る、WeWorkとソフトバンクの「大罪」
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投資家の責任、という意味で、まったく異なる話のように見えるが、関西電力原発がらみの金のやりとりと通底する側面がある。「コーポレートガバナンス」という概念が、日本企業には本当に欠落している。孫さんのコーポレートガバナンス論をぜひきき出して欲しい。
注目のコメント
著書でもかなりえげつない言葉使いで痛烈なGAFA批判を展開し、ポッドキャスト等でも炎上商法ではないものの本質としてそれに通じるものがあるギャロウェイ氏の見方は、決して米国テック界隈のマジョリティーを代表する声とまでは捉えないほうが良いでしょう。
Wework評は特に新しいものはなく概ね報道の通りの事を言っているが、ソフトバンク評はそれなりに踏み込んでいる。
私は実際のところはラジーブミスラ率いるプロバンカー集団が今回の件でどこまで金融テクニックを駆使してダウンサイドリスクをヘッジしていたか、orしきれていなかったかが今後明らかになると思う。
そもそも自作自演のポートフォリオ企業の時価総額上げゲームは、表面的には無理がある事は本件問題発覚前から馬鹿でもわかる話で皆おかしいと言っていた。それに対して無防備であるとは、あのビジョンファンドの首脳顔ぶれや、エヌビディアの売り抜けの際の鮮やかな手口などから勘案し考えずらいと思います。潮目は変わるだろうがそれが即ちビジョンファンド崩壊論のような物言いはやや単純早計に見えます。SBG神話を唱える方が多くいます。「孫さんなら大丈夫だろう」「SBGの金融プロ集団ならきっと何とかしてくれる」みたいに。
私がデジャブするのは、10年くらい前の日本でのゴールドマン・サックス(GS)神話です。投融資先企業の苦戦が公開資料から推察される中、「それでもGSには奥の手があるんでしょう?」的な。神話は特に日本ですごかった。
しかしそんな魔法は通常ありません。特にハイバリュエーションの未上場株のデリバティブは、カウンターパーティーが見つからないか、リターンを著しく毀損する高コストです。
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投資業は、損するときは損するし、全損するときは全損します。
対象アセットの事業が毀損してしまったとき、やることとは、ガバナンスを握り直して実直なハンズオンでの再生です。ギャロウェイ氏は、主観で語っているように見えますが、とても冷静に客観的に事象を分析していると思います。
非公開企業の時価総額を上げるために、次々に株価を吊り上げて増資を繰り返す。その資金を世界中から集める。しかし、集まらなくなった途端に、自転車操業は破綻する。危うい。
時価総額経営は危ない。かつてインターネットバブルが弾けた時には、この言葉が飛び交っていたのに、いつの間にか、実体のない時価総額にみんなが飛びついています。