日本でイノベーションが進まないのは「スタートアップ=下請け」の思考回路のせいだ
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エストニア、フィンランドなどの北欧でVCをしています。そもそも北欧には大企業の数が少ないです。オープンイノベーションという言葉をほとんど耳にしません。スタートアップそれぞれが英語でグローバルに攻めていきます。
注目のコメント
海外企業と提携の話で出張する時は緊張する。私は代表だから、海外だと決裁権ある人がミーティング出るなら、それは、「結論を出す」「決める」会議。「持ち帰る」なんて絶対言えない。「あんた、代表なんでしょ?どこに持ち帰るの?」ってなる。2度とミーティングしてもらえなくなる。
そうはいっても零細スタートアップだし、向こうの大企業は厳しい条件出してきたりする。この条件のんでも、やるんだっけ?とか、ほんとは、持ち帰って相談したいこともあるんだけどねー。(^^;;
許されませんね。
決めたら次の難関は「すぐに行動する、アクションする」こと。
帰国して他のこと含めて優先順位もいろいろあるが、スピーディに行動していかないと、また見切られる。笑
最後の難関は「結果を出す」。
その場で決めて帰国してスピーディに行動して結果が伴ってこその、次の取引。でもまぁ、書いてみると当たり前のことなんですけどね。
会議で決めず、帰国して動かず、、、だと「はぁ?」ってなりますよね、確かに。
▼記事より
世界中のカンファレンスで通訳をつれてくるのも日本ぐらいです。それは良いとして、問題なのは経営層が視察に来ていても、その場で意思決定をせず、「持ち帰ります」という返事をする。これが相手にフラストレーションを感じさせてしまう。日本独特のこの意思形成の仕方は、海外の人からすると、「遅すぎる」ようです。スピード感を大事にするスタートアップからすれば日本のビジネススタイルは時間がかかる、もしくは慎重すぎるというイメージが強いです。失敗しても良いからとりあえず進めてみようという姿勢を持つことが海外とビジネスをする時に大事だと思います。
アメリカのシリコンバレーがスタートアップの全てを意味することではありませんが、だとしても「冒険しないことには価値がない」というシリコンバレー式思考がこれからの時代にすごく必要になってくると思います。一神教では神の前において、全ての人は平等だ。
しかし、儒教の世界観の下では、優越者と劣後者が当然の如く、存在する。
先に存在しているものが優位、後から来たものは劣位だ。
親企業と下請けの関係は、親が恩恵を施し、下請けが忠義を尽くすもの。
この特殊な関係は、製造業だげなく、ソフトウェアなどの新産業でも広範にみられる。
親企業は下請けをいじめても勝手だが、親を裏切る下請け、親より目立つことをする下請けは指弾される。
海外ではスタートアップで働くことはワクワクすることのようだ。
日本は、残念ながらそうした感覚はない。