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この言葉を額面通り受け取るか、あるいは欧州に「何とかしろ」というメッセージなのか。
イラン政府がヨーロッパ諸国に求めていたのは、「米国の経済制裁を受けてでもイランとの貿易を続けてほしい、特に原油を買ってほしい」ということです。フランスのマクロン大統領らは、それをやる、そのための仕組みもつくる、と約束しました。もう1年以上前のことです。
 しかし、一向に実現する見込みがありません。ヨーロッパ内に、米国の制裁を受けることになってでもイランとの取引を決済しようという金融機関がいなかったためです。結果としては、約束を果たさなかったことになります。
 イランから見ると、約束しながらやらなかったフランスなどの諸国は信用を失います。これなら、イランに何のみやげも持たずに会いに行っていただけの日本の方がまだマシです。
 イランから見ると、結局信用できるのはロシア、それと中国ということになります。両国とも、かなり際どい手段を使いながら、イランとの貿易を続けています。
 中東諸国もほとんどはイランから見ると信用できませんが、イラン、レバノン、シリア、イエメンなどに長年育ててきた現地武装勢力がおり、密輸を駆使するためにもそれらをますます大事にしなければならない、ということになるでしょう。
フランスでの報道は、事実を淡々と報じる記事ばかりなのだが、何となくハメネイ師の発言はもっともだ……という論調が感じられる。