この連載について
シリコンバレーに住むジャーナリストNaoとyoohee、"セレブ投資家"Rayが、USの最新トレンドから近未来を予測する。
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Amazon is a leading online retailer and one of the highest-grossing e-commerce aggregators, with $386 billion in net sales and approximately $578 billion in estimated physical/digital online gross merchandise volume in 2021.
時価総額
265 兆円
業績
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アマゾンは、ハードウェアで儲けようとしていろいろなデバイスを投入しているのではないと言います。それより、ハードを通じて音声アシスタント「アレクサ」を使ってもらえるポイントを増やし、親しんでもらうということ。それが結果、ユーザーがアマゾンのエコシステムに留まることになるという考え方です。
そう考えれば、今回のウェアラブル端末はそのビジョンを推し進めた形になります。はたして消費者はどう評価するのでしょうか。
記事には入れていないのですが、「Echo Flex」も消費者にアレクサを簡単に使ってもらう商品としてはとても面白いと思いました。コンセントに挿すタイプの箱状のスピーカーで、一瞬、電池の充電器に見えましたが、これでニュースをチェックしたりできるようになるとのこと。デザインは正直凝ったところはありませんが、価格25ドルはエントリーのハードルが低いと感じました。
今年の年末商戦、どんな数字がいろいろと発表されるのか注目です!
「サード・プレイス」のカフェで仕事をしている佐藤さんはおしゃれな白ブチのメガネをかけていますが、目が悪いわけではありません。このメガネは「アマゾン・グラス」というメガネ型ウェアラブル機器です。「アマゾン・アレクサ」という音声認識AIと接続され、話しかけるといろいろな機能が起動します。また骨伝導システム搭載でイヤホンがなくても音声を聞くことができるようになっています。
アマゾンは3年前に自社の「スマート生活」投資ファンドであるアレクサ・ファンドを活用して、スマートメガネ・メーカーを買収、アマゾン・グラスも被買収企業とアマゾンとの共同開発・生産・販売で提供されています。アマゾンは、ホールフーズの買収以降も、「規模の経済×範囲の経済×速度の経済」を活かせる分野において、積極的にM&Aを進めてきているのです。
「アレクサ、今の僕の心境に最も合った音楽をかけて!」という佐藤さんの声をアマゾン・グラスは聞き逃しません。佐藤さんがアマゾン・グラスでいつも聴いている音楽は、アマゾンが「ビッグデータ×AI」で佐藤さんのためだけに作曲した合成音楽なのです。今流れているのはピアノの音楽に八个岳の自然をイメージしたような川、小鳥、虫の音などが合成されたリラクゼーションミュージック。佐藤さんのお気に入りのパターンのひとつです。
(『アマゾンが描く2022年の世界』2017年11月刊行より)
個人的には、指輪型のデバイスが気になります!
新製品のワイヤレスイヤホンやメガネ、指輪を使ってアシスタントのAlexaと会話しながら、情報を聴ける。
音声アシスタントが常に寄り添ってくれ、進化すれば、高齢化社会にとってとても有効です。キー入力をする必要がないから。
その勢いに乗ってfire phoneというエゲツないデバイスを出して全く売れずに市場から敗退したが、同じ時期に開発していたと言われるスマートスピーカーが空前の大ヒット。Alexaとのコンビネーションも相まって一気に市場を掻っ攫った。
やはりこの時代においてはサービスと端末はセットでなければ市場を取りきれないし、スマイルカーブの端っこをどうやってキープするか?というのは重要なテーマなのだな、とつくづく感じる。
AmazonのメガネをGoogleグラスと対比して考えるのか、それともAlexaデバイス包囲網による情報取得戦略デバイスの一環として考えるのかでは話は大きく違ってくる。これまで家の中でしかほとんど使われて来なかったAlexaが単なる天気予報&音楽端末から抜け出せるかどうかはこのトライアルにかかっていると言っても過言ではないと思う。
短期的にみると、VR/ARは立ち上がり切るのに時間が掛かるので、その前哨戦としての身体の一等地奪い合い合戦。
既に勝負が決している時計ではなく指輪に来たのはエライ。
音声だと、イヤホン(や耳に近い位置での眼鏡のフレーム)のように、出力装置を小型、長寿命にできるのが良いですね。ファッションとの親和性も高い
洪さんがコメントされているように、タッチポイントを増やすというのはわかりますが、昨日もコメントしましたが、指輪、眼鏡はちょっとな・・・と思います(本当に必要なのか)。
今回の商品一覧で買うとしたらEcho Glow。暗いところで寝たがらない子供が喜びそうです。