韓国大統領、非武装地帯を「国際平和地帯」へ 国連演説で提案
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注目のコメント
DMZは韓国側から観光ツアーでいけます(平壌からも可能ですが)。私は昨年厳冬のなか、DMZツアーに参加しました。その様子は下記で記事にしました。
・北朝鮮の手前まで見た、観光化される「北の脅威」
https://newspicks.com/news/2900427/
DMZまでいかなくても、オドゥサン統一展望台、イムジンガン、自由の橋、トラサン駅でも十分に南北の分断にまつわる歴史を肌身に感じることができます。日中でもマイナス20度という、昨年の厳冬のなかで感じた、あの感覚は、未だにリアルな記憶として私のなかに残っています。
文在寅大統領の自伝「運命」では、彼は現在の北朝鮮の地域出身であることが書かれています。親戚たちとの離散と南への移住先での困窮を極めた暮らしぶりなどが細かく書かれています。現在の文政権の政策は、様々な点で大きな議論を呼んでいますが、南北分断という経験と「無産階級」として生まれ育った厳しさを経験したことは、文大統領の政治思想に色濃く反映しているのではないか、と読んでいる途中ですが、感じています。北朝鮮と韓国の国境は、川端さんがコメントされていますが、かなり近くで相手の国を見ることが出来ます。
私は個人的にオドゥサン統一展望台が一番印象的でした。
この国境を見ると、日本人の私でさえ胸にこみあげてくるものがありますので、韓国の人達にとっては(きっと北朝鮮の一般市民にとっても)切ないものなのだと思います。
ただ、文大統領が非武装地帯を平和地帯へ!!とスピーチしても、白々しく感じます。
大体、あなたはどこの国となら仲良くなれるのですか?と聞きたい。
北朝鮮とだけ仲良くなっても、国際社会では生きていけませんよ!!と、誰か文大統領にアドバイスしてあげて欲しいです。非武装地帯を平和地帯にするというアイデアは、韓国の歴代政権が様々な表現で主張してきた。昨年9月の南北間の軍事関連の合意文書の趣旨に沿ったものだ。平和地帯なのだから実現までの過程でいろいろなことが必要になる。南北4キロメートル幅の非武装地帯の非武装化、在韓米軍の撤収、終戦宣言、軍事境界線のフェンスの撤去をすることになる。南北が中心となってその措置を講じる。文在寅大統領が抱いている終戦宣言、緊張緩和、南北和解、在韓米軍縮小、南北経済統合、南北統一というロードマップに関わる思いをニューヨークの国連本部で語ったのだろう。