ロジックよりも「エモさ」がチームを強くする理由
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ミラティブの赤川さんとの対談記事が公開されました。
以前たまたま赤川さんのブログを拝読して、すぐに人を辿ってお会いしに伺い、それ以来、大変に共感を覚える経営者の方です。
何に共感を覚えたのかと言えば、それは、エモさを大真面目に追求した経営をされていることです。
今回は良いチームとは、というテーマで対談をしていますが、良いチームとして機能するには、規律が必要で(赤川さんの言葉では美徳)、しかしそれはロジックとして幾ら正しく丁寧に説明しても、メンバーがそれに従って動くわけではありません。
立場が違えばナラティヴ(物事の解釈の枠組み)も異なり、さらにスタートアップといえども段々と成長していけば、ナラティヴの溝は生まれてきます。
これをいかにして架橋して、組織の中のわかりあえなさを可能性へと転換していけるかが問われています。
エモさと言う言葉で語らていることの中身は、その可能性を手にするために欠くことのできない視座として真面目に考えるべき大きなテーマだと思います。
なお、NewsPicksパブリッシングより私の初めての著書『他者と働く−−「わかりあえなさ」から始める組織論』が10月4日に出版されます。あわせてお楽しみいただければ幸いです。産業構造の変化に伴い、働くという事、リーダーシップの在り方も変わってきています。
赤川さんのご発言にある、良いチームの条件は、「今ここに集まる理由がある人」がきちんと集まり、ミッションやリーダーシップのもとで「自分はこれをやりたくてやっている」という状況、というご意見に共感します。
情報格差がますます無くなる中で、ビジョン、理念が持つ重要性は高まっています。なぜ、このチームで働くのか。経営においても意思決定のプロセスを開示するなど、チームの納得感を得る事は良い組織を創るために必要と考えます。"企業は「働かせてあげている」という立場から、「働いてもらっている」という立場にならざるを得ない"(宇田川氏)
”「この会社はこれを大事にするんだ」という規律は、本来は美徳・美意識であるべき”(赤川氏)
まさに新しい時代に突入していると感じる対談でした。ミラティヴさんの最先端の社風や「プレミアムエモイデー」に興味津々です。
ちなみに、NPパブリッシングの創刊ラインナップで宇田川元一さんの待望のデビュー作『他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論』が上梓されます。要チェックです!
https://www.amazon.co.jp/dp/4910063013/