北朝鮮新型ミサイル、探知できず 低高度、変則軌道で日本政府
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レーダーは目標物から跳ね返ってくる反射波を探知するものです。
つまり目標に電磁波が当たらなければ当たり前ですが探知できない訳ですが、地球は丸いためレーダー波が達しない死角が発生します。
KN23は最大高度50キロという弾道ミサイルとしては低空を飛ぶため、発射地点によっては日本からでは水平線の向こうとなり、探知ができないのは当たり前です。
最大エネルギー軌道なら日本に届く可能性は指摘されていますが、その際は当然レーダーの補足範囲に入ります。
この記事はどういう意図からか、このレーダーの死角の問題と、KN23の特徴である、終末段階でのプルアップ機動で、迎撃を困難ににしている点を混同しています。
ただ一つ追加しておくと日本を照準にしてると言われる韓国が大量に所有する弾道ミサイル玄武2Cや玄武3は、KN23と同様にプルアップ機動をとれます。(元が同じロシアのイスケンデルのコピーの為)
もしこの記事のように、現在の日本のミサイル防衛網がプルアップ機動をとるミサイルを検知できない、あるいは迎撃が困難とするなら、仮に韓国からのミサイル攻撃があった時は、それを防ぐことは現状では難しいということになります。
穿った見方をすれば、あえて初歩的な混同をしているのは、時節からそちらの方の防衛力強化を念頭に入れた意図的なリークである可能性もあります。弾道ミサイルの射程の延伸、コールドローンチ技術の習得、精密誘導兵器の開発、巡航ミサイルの開発、軍用無人機の開発、SLBM装備の潜水艦建造など、北朝鮮の軍事技術の進歩が顕著だ。3年前、日本でこのように言ったら「どうして北朝鮮の肩を持つのか」との声が飛び交ったものだ。日本の安全が確実に脅かされているのに。