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日本にとってサウジアラビアは「最大の原油輸入先」ですが、サウジアラビアにとって日本が「最大の原油輸出先」とは限りません。
実際、サウジアラビアにとって最大の貿易相手国は今や中国です。
質の低い原油が日本向けに仕分けられたことは重く受け止めるべきでしょう。
中国が国を挙げての「対産油国」政策、文化交流や人的交流も含めたその姿勢は凄まじいものがあります。
日本はいつまでも"現地で何をしているのかよく分からない"自称コンサルタントや、"昔留学したことがある、住んでいたことがある、現地人の友達がいる"というだけの自称中東通の語る薄っぺらい話にだけ耳を貸しているようでは、今後もどんどん中国に置いていかれますよ。
アラムコの大口輸出先は主に中国や日本やインドですが、中国やインド向けの原油はすでに3隻分重油に変更されてしまっている。https://search.yahoo.co.jp/amp/s/uk.mobile.reuters.com/article/amp/idUKKBN1W517D%3Fusqp%3Dmq331AQOKAGYAfemmpatoITNkgE%253D

今回の件でアラムコはおそらくテロを理由に「フォースマジュール」(不可抗力)を宣言して原油の輸出を一方的にやめる選択肢もあっただろうが、中国分は変更しつつ、JXTGにはまず打診があったという事実は、日本に対しては丁寧な対応であり良いことだと思う。
さらに、契約上の義務を全うしようとしているもう一つの情報として、下記のリンクの通り第三国から輸入をしてでも輸出に支障を来さないようにしている。
https://jp.wsj.com/articles/SB12390562445393493812704585560322130768484

今回はアラムコの輸出能力が半減したといわれているが、日本のサウジからの原油の輸入は全体の4割程度となっているので最大日本の輸入量の2割に影響が及ぶ可能性があるものの、日本は約200日分の原油を備蓄していて、軽質油も含まれているので当面はもつだろう。アラムコ側にも貯蔵があるが、供給能力が完全に復活するタイミングが先になる可能性があるので今回の打診になったのだろう。


今回アラムコは供給内容の維持に苦労しているが、中国との比較という意味でもバイヤーとして上手く恩を売ることができれば、将来の有事の際に助けてもらうことも考えられる。
今回はアラムコ自体に非がある訳でもないので、こういった非常事態の際にはここは可能な限り真摯にアラムコとの相談にのって妥協点を探る姿勢を見せることが今後の関係維持の観点から重要だろう。

こういった貸し借りによる民間ベースでの「経済外交」も有事の際に活きてくると思われます。
実際に福島の原発事故の際には、カタールよりLNGの臨時供給もあった。実は、1997年にカタールから最初にLNGを引き取った会社の一社が中部電力であり、カタールが同社に今でも恩を感じて毎年挨拶に東京に来ているのは業界では有名な話であり、そういったことも長年の関係構築に役立っている。
林田さんもコメントされているが、下記の第三国から輸入してというのと整合する。油種が変わると、品質・成分も変わり、精製プロセスや付加価値にも影響する。元の契約で油種・品質についても含まれるだろうし、だからこういう議論が出てくる。
https://newspicks.com/news/4237692
サウジアラビアが、どれだけ被害状況を矮小化したくとも、買い手への本件のような要請から、ばれてしまう。やはり、サウジアラビアの被害は相当似深刻な可能性が高い。
サウジアラムコが「日本の石油元売り最大手のJXTGエネルギーに輸出する原油について、10月から質の低い原油に切り替えると打診したことが分かった」との報道。日本国内のガソリン生産のコスト増で、消費者の負担増につながる恐れがあるとのこと。