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むしろこっちが聞きたい。
日本政府の統計では戦後の帰国事業で帰国しなかったのは245人。自発的に残ったのはこの人数である。なぜこの245人からわずか半世紀余りの間に60万人以上に増えたのかと。
いわゆる「吉田マッカーサー往復書簡」によると終戦後の日本では朝鮮半島からの不法入国者が100万人を数え彼らが違法行為を繰り返していたことに日本政府が苦慮していたことが忍ばれる。朝鮮進駐軍と言われる一団がその典型例だ↓
https://newspicks.com/news/2218284?ref
この間に朝鮮戦争があった。以前の不法入国者に加えて伊集院静さんが「海峡三部作」で赤裸々に告白しているように済州島を中心に朝鮮戦争の動乱から多くのひとびとが逃れてきた。これらの不法入国者全員がいわゆる日韓協定の締結によってその付属協定である「地位協定」のもとで一括して日本での在留資格を与えられた。犯罪者排除という吉田茂の願いは叶わなかった。
日本に帰化したある著名な韓国人学者の母親は済州島から命からがら逃げてきたにもかかわらず何度それは違うだろうと尋ねても「自分は15歳のときに帝国海軍に徴兵されて日本に連行された」と言い続けていたという。終戦まで志願兵制度を堅持した帝国海軍がしかも未成年のしかも女子を「徴兵」して日本に「連行」したと。そんな荒唐無稽な「ストーリー」を死ぬまで捨てなかったという。
祖国を捨てて逃げたことがよほど恥ずかしかったのだろう。しかし自ら国を捨てた己の恥を他国を貶めることで雪ごうとするその卑しい料簡はいったい何事か。その他国に迎え入れてもらって命を助けられたにもかかわらず。こんなことを何世代にもわたって言い続けた挙げ句に謝罪だの権利だのと要求するのだからそれにふさわしい対応が返ってくるのだ。
せめて嘘でもいい。日本人を貶めるかわりにひとこと言ってみよ。「祖父母たちを受け入れて助けてくれてありがとう」と。こちらの対応だって変わろうというものだ。