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不動産投資セミナーの案内だったと思いますが、「ぐうの音も出ない」とはこのことで、あまりにターゲティングしたセグメントにはまりすぎ、なんだか情けなくて泣けてきました。絶対こんなセミナーに参加するものかと固く心に誓ったわけですが。
この体験を以って、「核心に迫りすぎて心をえぐるコピーは反感を買う」ということを学びました。
本稿の末尾にもあるように、若いうちは基本的に金融資産よりも、人的資産である自分自身にお金と時間を投じる方が、効率は良いだろうと思います。元も子もないですが、いくら「複利の力」といったところで、タネ銭が小さいことにはどうしようもありません。運用利回りを高める努力よりも、タネ銭を増やす努力の方が、若年時にはより報われやすいんじゃないでしょうか。
その点では、30代も半ばくらいまでは、自分に投資する方が最終的なパフォーマンスは良いのではないかと思いますが、お金と時間の投資対象の比較として運用の検討をぼちぼち始めるには良い頃合いなのかもしれませんね。
「30代、40代で賃金カーブを上げるために20代は自己投資に一生懸命になった方が、トータルの運用資産が大きくなるということも往々にして起こりえます。」
将来、「お金」は取り戻せるかも知れませんが、「時間」は取り戻せません。今の自分に投資することをお勧めします。
週の前半は、長期投資の王道の投資信託による積立投資のキホンについて。週の後半は、「投資家デビュー」の皆さんに知ってもらいたい世界情勢の見方や、根強い人気のある不動産投資を取り上げます。
タイトルは30代向けですが、「年金なんてアテにならないよね」と言いつつ何もしていない40代以上の人にも読んで欲しいです。
いまはまた蓄財のフェーズですが貯蓄より投資に回しています。IPO株とか失敗もしてもいますが、それ以上に学びがある。
大した資産はないけど決断には満足です。
「2,000万円」という数字が一人歩きしましたが、豊かな老後に必要な資金は、一人ひとり異なります。本記事では「豊かな老後に必要な資金は、退職時の年収(=生活水準)に比例する」とされていますが、数々のデータ分析を重ねた結果だけに説得力があります。
仮に退職までに「年収の7倍」を目標とすることとして、30代には「年収の1倍」とされているのですが、これはキャリア構築の観点からも合理的です。
というのも、30代にはキャリアの大きな転機が訪れやすく、大きな挑戦をするためには、経済的な安定が重要だからです。年収1年分の資産があれば、収入がなくても切り詰めれば1年半くらいは生活でき、この「経済的自由」があれば大きな挑戦も可能です。
(逆に、年収が高くても経済的自由がないと、転職に後ろ向きになったり、年収重視のキャリア選択によって本来自分がやりたいことを見失うリスクがあります。)
20代には自己投資が重要であり、30代には安定的な金融資産を持つことが自身のキャリアへの最大の投資となります。それが豊かな老後への資産形成にもつながることになります。
お金のことが得意でない人はたくさんいて、物事好きこそものの上手なれで、得意でない人に頑張れというのは、ニンジン嫌いの子どもに頑張れとだけで無理矢理食べされているような気がします。
筆者は、「収入-支出=投資」ではなく、「収入-投資=消費」とシステマチックにした方がいいと言ってます。私もその通りだと思いますが、投資対象もシステマチックにしてはどうかなと思ってます。あり過ぎて選ぶのさえ難しい。
ベターな選択肢として、世界全部インデックスの一点買いでいいんでないかと思います。他人より高いリターンをのぞまず、世界標準にしておく。人類全体ダメな時に、自分だけ良くしようというのは難しいです。
間違っても、日本一点買いとかはしない方が賢明だと思ってます。日本に住んでるだけで、日本のリターンもリスクも、十分に取ってますから。
転職が当たり前であること、退職金制度適用企業数が減少していること。
そして、発想の転換も必要。
「収入-支出=貯蓄」ではなく、「収入-貯蓄=支出」であるべきこと。
不作為のコスト、即ち投資しない機会損失を認識すべきこと。
小手先の投資に精を出すより自己投資。稼ぎが増えれば一気に財政が楽になります。いや、むしろ、これからの時代は自己投資なしで安定的に収入があることを前提にする方がリスクがあるので、自己投資をしていかないと、貯金の原資そのものが入ってこない(増えない)可能性だってあります。
また、70歳、80歳になってもお金を稼げる戦闘力を身につけたら、もちのろん、老後の資金繰りも劇的に楽になるわけで。
英語、IT(プログラミング)、ファイナンス、色々言われてますが、投資対象は沢山あります。自分の専門分野にこれらの武器を合わせることがお金を増やす元手となるイメージです。
難しい理論だけでなく、若い人の行動や陥りやすい心理も踏まえて、現実的に何をするのがいいのか。野尻さんに解説いただきました。