米中の次官級交渉始まる、農業問題を重点協議か 20日も継続

コメント

注目のコメント

• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2019年09月22日

  環球時報の編集委員が、中国が強硬姿勢を崩すことはないと主張。「多くの米当局者は中国の善意を読み違え、中国の弱さだと解釈する。中国は交渉前に強気に出ることは好まないが、米国が考えているほど合意を熱望しているわけではない」とツイッターで述べたという話。本音の言葉だろう。中国は長期的には「アメリカンスタンダード」の退場を目指しているのだから、米国に降参することはない。
• 小川 健（たけし）

  専修大学・経済学部(国際経済) 専任教員

  ・2019年09月20日

  ここで最終的な合意がされることはなく、あくまで暫定的な合意だけだろうが、そろそろ最終的な落としどころを米中貿易戦争は考えた方がよい。
  米中対立は本質的には次の点に集約される。
  1.中国大陸で組み立てた世界的な生産ネットワークで作られた工業品の輸出とそれに対する農産物の輸入に端を発する関税掛け合いおよび非関税障壁の問題
  2.ファーウェイに代表されるIT部門と安全保障管理の問題
  3.香港のデモの問題
  4.AIIBと一帯一路構想に関する中国の世界戦略の問題
  5.台湾地区に関する中国大陸の直接的な支配欲の問題
  
  このうち最も無駄な対立が1.の部分であり、ここは早めに手を打った方がよい。ここに人的資源を割き続けるのは無駄であると双方理解した方がよい。
• 前嶋 和弘

  上智大学 総合グローバル学部教授（現代アメリカ政治外交）

  ・2019年09月20日

  部分的な妥協はどこでできるか。