米民泊仲介エアビー、来年IPOへ 直接上場の見通し
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Uber Wework Airb、ユニコーン御三家の揃い踏み。
AirbはEBITDA黒字が既に観測されており他2社よりだいぶ財務体質が良いとされている。
ゆえに資金調達を伴わない上場、ダイレクトリスティングという手法を取るとの観測。
ダイレクトリスティングの是非についてアメリカで議論が白熱している。本日SEC会長が「問題ない」と発言している。
ダイレクトリスティングとは
https://newspicks.com/news/2855992
ところで何故いずれも同じP2Pプラットフォーム型ビジネスなのにAirBだけ業績が良いのか。それは需給の場所がズレているから。故に世界オンリーワンポジションだから。
つまりUberは乗客もドライバーもサンフランシスコにいる人だが、AirBをサンフランシスコで借りる人は海外・市外からの客だから。
ゆえにUberのように「インド版Airb」、「欧州版Airb」が成り立たない。
実際世界にごまんとAirbnbクローンが出来たが皆死に絶えた。
故に世界ドミナントなほぼ唯一ポジションを築いているから(中国にはいくつかあるものの)。
故にライドシェアやEコマースのように単なる安値競争に陥らないから。
非競争戦略の素晴らしい事例です。
ただしアンジュさんご指摘の行政、市民とのコンフリクトマネジメントなど、別種の課題はライドシェア同様にリスクを孕んでいます。【前コメント再掲】リーマンショック世代のユニコーン組最後の大物、エアビーアンドビーが上場を表明。黒字だし、Uber/WeWorkとは違うのですが、自分自身の利用体験としては暗雲が漂っています。
先日も友人たちとの話で、「エアビーは、コソコソしなきゃいけないのが嫌」という意見で一致しました。日本で民泊が大幅に規制されましたが、実は似た話が世界各地であり、また行政が規制していなくても、集合住宅の住民が反対して、建物の規則として禁止されることも多くあります。この結果、鍵の受け渡しは離れたところでやるとか、「こう聞かれたらこう答えろ」とウソをつかせられるとか、地味にストレスになります。もともと鍵の受け渡しがめんどくさかったのですが、コソコソする必要性から、ますます面倒が増大しています。
混む時期でホテルが取れなかったり驚異的に高かったりするケース、大家族で旅行するケースなど、エアビーがありがたい場面も多いのですが、上記のストレスで最近は避けがち。体験を重視した新事業なども行っていますが、個人的には少し前のように「エアビー万歳」とは思えなくなっています。Airbnb Experienceなど宿泊にとどまらない体験コンテンツの急速な広がりを見てると観光や旅、暮らしに関わる総合メガプラットフォームに本格的になって行きそう。
一方で、欧州を中心にプラットフォーム資本主義に対抗する動きとして協同組合型の民泊Fairbnbなどの登場などコーポラティズムの勢力も勢いを増していたり、日本での民泊新法をはじめ各国での法制の対応も一筋縄にはいかない状況。また先日意見交換したアムステルダム行政担当者は一度オープンになっていた民泊がオーバーツーリズムの影響で市民の反対が今になって厳しくなり政治に影響してると言っていました。
パブリックカンパニーになったAirbnbが、どうプラットフォームと個人(ホスト)との関係、自治体や行政とのスタンスを位置付けシェアエコプラットフォームとしての社会的責任を果たしていくのか注目していきたい。
とはいえ、他のプラットフォームと比べると圧倒的ににユーザーを考えた素晴らしいUXにはユーザーとしていつも感動しているしビジョンも大好きです!
参考:
2019大予測【石山アンジュ】2019年は“シェアリングエコノミー2.0”元年になる
https://newspicks.com/news/3534204/body/?ref=user_508270