企業がイノベーションを起こし続ける方法とは?
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注目のコメント
適切な人員配置と組織の寛容度、まさに至言。
イノベーションの問題はコーポレートカルチャーの問題だとかねてより申し上げているが、大抵の日本企業は本気でそこに手をつけないで成果を求める。中計達成が組織のモチベーションになっているからそうなるわけだが、中計よりなにより企業の長期的な持続可能性を確保するためにコーポレートカルチャーの問題に手をつけることを優先しないとこの先ジリ貧ではないか、と感じる会社も多い。
株式市場は投資家が儲かればよく、ダメな企業は淘汰されそこにも収益機会がある、と考えるから、株価を理由に長期的な課題に取り組まないというのは、悪い指標で会社を経営しているということで、これは本来の組織のリーダーが持つべき考え方ではない。個人に喩えて言うと、自らの矜持や人生で達成したいことを放ったらかして金儲けに執着するという目的と手段が本末転倒の状態になっているあまり賢くない人と同じ。
本来は正しく長期を見据えた価値観を追求し、それを市場に理解してもらって投資家と同じ目線を共有することで、株式市場とウィンウィンの関係を築くように会社を経営すべく社会とコミュニケーションをとる、と言うのが経営者のあり方だと思うが、株式市場のプレッシャーに負けてしまうリーダーが、特にサラリーマン経営者には多いようだ。イノベーターは「天性」のものなのか、それとも後天的にその資質を身につけられるのか。イノベーターの共通項を分析するシリング教授と、日立で協創事業をリードするダヤル博士の対を通して、読み解きます。
イノベーターの能力を最大限活かすための組織論にも言及。社員に「明確な役割を与えすぎる」危険性の指摘は、確かに...とうなづいてしまいました。
ぜひお読みください!今、システム開発でご一緒させていただいていますが、超大企業でありながら顧客に入り込んで柔軟に仕事をなさる姿勢からは学ぶところが多いです。
弊社からのある困難な提案に対しても「やってみて課題が発生したらその時潰せばいい」としてOKされた社内判断には感銘を受けました。
大きな苦労を味わう→痛みを伴う改革→V字回復→さらに強くなる。我が国も見習わないといけませんね。