【井上慎一】負け癖のついたチームが勝つチームに変わる指導法
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連載「シゴテツ -仕事の哲人-」、Peach Aviation CEO・井上慎一さんの第3回です。井上さんのリーダー論と、負け癖のついたチームが自ら変わる指導法を紹介します。
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日本初のLCC(Low Cost Carrier)として、2012年3月に運航を開始したPeach(ピーチ)。関西国際空港に拠点を置き、「空飛ぶ電車」をコンセプトに掲げるなど、従来の航空会社とは一線を画す独創的な発想や戦略で、低コスト化を実現してきた。2019年11月にはバニラエアを統合し、アジアのリーディングLCCを目指している。
そんなPeachをゼロから立ち上げ、牽引してきたのが、CEOの井上慎一氏。「日本とアジアのかけ橋になる」というPeachの使命は、中学時代からアジアとの縁に導かれた、井上氏自身の使命でもあるという。
井上氏のリーダーシップの原点や、LCCを天命とするに至ったルーツなどから、その哲学に迫る。(全7回)
■第1回 日本初のLCC「ピーチ」をゼロから立ち上げた男の天命
■第2回 「日本とアジアのかけ橋となる」使命の原体験
■第3回 最下層で社員を支え、お客様に貢献するのがリーダーだ
■第4回 天安門事件とANA「奇跡のハンドリング」で転職を決意
■第5回 LCC界のレジェンドに学んだ低コストとおもてなし
■第6回 「おもろい」工夫から、新たな価値が生まれる
■第7回 「空飛ぶ電車」で顧客の人生に彩りをもたらす私も”エースで4番”というスターを集めたチームより、負け癖のついた弱いチームや不良チームを再生させる方がやりがいを感じます。
小さな成功体験をちょっとずつ積み上げていくことで「勝ち」の味を覚えていく。一度勝ちの味を覚えると、その刺激を求めて「次」にチャレンジするようになり、強いチームになっていくんですよね。「「負け癖がついていると、どんなに練習をしても、いざ試合になると『どうせ勝てない』と思ってしまう。だから、まずは成功体験を積ませることが大事だ」というんですね。」
これは組織だけでなく個人もそうですね。
「やれるんだ」という自信が持てるかどうかで全然成果が違ってくる。でも、それって頭だけでなくハートで感じる部分なんで、そういう状況を自分でつくっていく必要がある。