この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
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マネックスグループの中核で大手ネット証券会社。過去日興ビーンズ証券、オリックス証券、ソニーバンク証券と合併。AIや独自の技術を活用したサービスも積極的に展開。
業種
ネット証券
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消費者向け総合家電・メディア企業。テレビ・デジタルカメラ・スマートフォン・ゲーム機(プレイステーション)などデジタル家電、映画・テレビ番組・音楽などコンテンツ、世界トップシェアのイメージセンサーなどを手掛ける。事業ポートフォリオ再編を進め、2020年8月には上場子会社で生命保険などを手掛けるソニーフィナンシャルHDを完全子会社化。
時価総額
16.3 兆円
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マネックス証券に出向し、テクノロジーによる革命を目の当たりにした辻氏は、テクノロジーによってお金の悩みも解決できる、個人向けのお金のサービスをつくろうと考え、マネーフォワードを創業しました。
「Facebookのマネー版」のようなサービスをつくりますが、失敗に終わります。なぜ失敗したのか? そこから得た教訓とは? サービスを提供する全ビジネスパーソン必読です。
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「お金の課題をテクノロジーで解決したい」。そんな思いで、京都大学農学部出身でありながら、お金の会社を起業したマネーフォワード社長の辻庸介氏。シャープの第2代社長・佐伯旭氏を祖父に持ち、幼い頃に薫陶を受けた。
大学卒業時に就活に出遅れ、モラトリアム期間を経て、ソニーに就職、経理部に配属される。社内公募で当時できたばかりのマネックス証券へ出向し、松本大社長の仕事の仕方を傍らでつぶさに見てきた。
経営者となっても学び続ける辻氏が、これまでのビジネス人生を振り返り、その哲学を明かす。(全7回)
■第1回 マネーフォワード社長が語る「お金と人生」
■第2回 祖父・シャープ第2代社長から学んだビジネス論
■第3回 ソニーに入社。ビジネスの基本は会計にあり
■第4回 マネックス松本大さんの教え「付き合わない人を選べ」
■第5回 「Facebookのマネー版」はなぜ失敗したのか?
■第6回 失敗しても人だけは裏切るな。信用だけは失うな
■第7回 お金のデジタル化は日本企業復活のチャンスだ
怖い怖すぎる。今この瞬間もそう思っている経営者は多いでしょう
誰かの不満を解決する為には新しいサービスと、そのサービスを利用する上で払う犠牲が必要です。犠牲とは例えば、支払いや手間や新しい文化の受け入れ等です。今回の例でいうとお金に関することをオープンにすることが犠牲に該当します。この犠牲について、自分が主語では失敗してユーザーが主語でないといけないとのことなのですが、何を機会に犠牲が許容されるかの予測が難しいのです。時間が解決してくれるケースもあれば、インフルエンサーのPost一つで解決するケースもあるし、当面解決しないケースもある。新しいサービスとは、最初は必ず異質なものなので、これを馴染ませるのが難しい。やはり、Appleのジョブズの様に文化を作り上げるところに注力して新しいサービスを浸透させるのが、遠回りのようで近道なのかもしれないですね。