【武田双雲】心を満たす時代に、現代アートのビッグバンが起きる
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連載「シゴテツ -仕事の哲人-」、今回は書道家・武田双雲さんの哲学を7日連続で公開します。
現在、書道家としての活動より現代アートの創作に夢中の武田さんに、アトリエで作品をたくさん見せていただきました。すでに著名人が続々お買い上げだそう。2020年に現代アーティストとして初の個展を開催し、活動拠点をアメリカに移します。なぜ今、現代アートなのか?
それにしても、筆文字のお名前が素晴らしくてアートそのものです。「心を満たす」という言葉。
マーケターの端くれとしては“心に”響きました。
何故かというと、巷でよく聞く「顧客満足度の向上」という言葉には相手の顔があまり見えてきませんが、「心を満たす」という言葉には相手の顔が見えてくるからです。
誰の心なのか、そして、どれくらいのサイズの器で今はどれくらい満たされているのか、などなど、深くまで考えさせられる表現だと思います。
そして、「満たす」という表現。
やり過ぎれば良いと言うものではなく、満たしてあげればいいんですよね。
「満足度」などという漠然とした度数の向上を追いかけるより、よほど理に叶った表現だと思います。スタートアップの起業家や、大企業の新規事業担当者は、アーティストだ。
世の中の「当たり前」を否定し、逆張りし、未来の「当たり前」を創る。これはアート以外何者でもない。
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”人の心を動かすには、まず自分の心が豊かじゃないといけない”
ロジックだけで作られた心なき大量生産は、人の心を動かせない。
人の心を動かすために必要なのは、自分の心と向き合い、自分の内なる感情を発露させることが重要。
共感はそれでしか引き起こせない。
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"ナンバーワンではダメなんです。圧倒的なオンリーワンでなければいけない"
みんなが自己実現・自己表現を求める時代。彼が求めているのはオンリーワンな人生だ。
だからビジネスもオンリーワンの価値観からうみだされたプロダクトしか顧客に受け入れられない時代になっているのだ。
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ビジネスはアートだ。
ロジックで失敗確率は下げられるかもしれないが、成功確率はロジックでは上がらない。
成功確率を上げるのはアートだ。自分の感性が、マーケットや顧客の感性と共鳴しあったとき、そのビジネスは成功への道筋が描かれる。